【治らない】貧乏性

先日、僕が使用しているクレジットカード会社から、こんな通知がきました。

「ゴールドカードに切り替えませんか？　今なら永年手数料無料です」

どうやら、今年、僕は一定額以上カード決済を行ったため、通常ではそれなりに手数料のかかるゴールドカードをタダで使える権利を獲得した模様。

もし本当に手数料がずっと無料なのであれば、いま使っている、いくばくかの手数料を毎年取られるスダンダードタイプのカードよりグレードが高いものを安く入手することができる。

それなら普通、すぐにでも変更手続きをすると思うじゃないですか。
僕は……

「かなり迷ってしまいました」。

実はですね、以前にもその会社のゴールドカードを使わせていただいていた時期があったんです。
ただ、毎年かかる手数料が安くはないことと、それ以上に大きな理由として、

「全然、ゴールドカード所有者らしい消費をしていない」

ということに気づいて、グレードを落としたんです。
日々の食費や日用品といった普段のお買い物に使うくらいで、高額なものを買ったりとか、旅行にも行かないからホテルの宿泊費などにも使っておらず、全然、スタンダードタイプで十分なことに気づきました。

あと、なんだかお店の人にゴールドカードを見せて決済するのが、「調子に乗っている」と思われてそうで、内心、とても恥ずかしかったんですよね。
ゴールドカードってすごく目立つし、けばけばしく見えるじゃないですか。
「如何にも」な感じで思われそうでちょっと、億劫だったんです。

貧乏性が身についているんでしょうね。
ゴールドカードを持ち歩くなんて怖いし、身の丈に合わないのではないかと感じていました。

それでカードのグレードを落としていたわけですが、結局、今回の案内を受けてまたゴールドカードに変えることにしました。

やはり手数料が永年無料であるなら、変えたほうが、いろいろな特典が使えてお得だと思ったからです。
ダウングレードした当時と比べて月々のカード決済金額はほとんど増えていませんが、その頃より今は少しアクティブになり、ちょっとはお出かけもするようになったので、旅行保険が充実しているカードを手に入れたいと以前から思っていました。

空港の特別ラウンジも使えるということで、これなら持っておいて損はないかな、という考えに至り、再びゴールドカードを所有することにしました。

そういうわけで、新たなクレカが届く日が待ち遠しいです。
気になる色は、今はゴールドカードでも全面金色ではないものが選べるので、そうと分かりにくい色をチョイスさせていただいています。

ただ、こういう判断をするあたり、やはり僕の貧乏性は根が深いのだと思います。