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【ご用心】だれかを支持するのはいいけれど……

芸能人やインフルエンサーなど、人それぞれ、支持している人や応援している人、肩入れしている人がいると思います。
僕にもいるのですから、みなさんも一人や二人、いるのではないでしょうか?

その人のグッズを買ったり、ツアーに参加したりなど、いまは”推し活”といったものもすっかり市民権を得ていますね。
僕はこれまで推し活などをしたことは一切ないのですが、共感したり、支持するものがあるというのは素敵なことだと思います。
SNSとかでも、誰かの投稿を拡散したりするのも、応援になっているし、された側からしたら喜ばしいことです。

ただ、一点、そうした活動をする上で気をつけなければいけないな、と思うことがあって。

それは……





「その人を”信仰”してはいけない」

ということです。

インフルエンサーでもアーティストでも、その人の共有する考えにシンパシーを抱くというのは良いと思いますし、多少なりともそういう面がないとそもそも応援したりできないと思います。

ただ、その人がたとえば政治的な発言をしたとき。
時事に関して何かコメントをしたとき。
そして、それが誤情報に基づいていた場合は、そこはしっかり線を引くというか、冷静に見ないといけないと僕は考えます。

もちろん、本人も、何も特定の方向に人の思考を向けさせようという意図はなく、よく調べないで発言してしまったということもある。
僕だってよく間違えますし。

そうだとしても、明らかに的外れなことを言っているのだとしたら、それは気をつけないといけない。

普段、その人に入れ込んでいると、こうした点が見えなくなってしまう、見えていたとしても見ないふりをしがちになるんですよね。

これはSNS上のインフルエンサーとそのフォロワーとの関係によく見られるのですが、その人の言っていることが正しく感じるからといって、その人の公序良俗に反する行いを許容していいかというとそれは違う。
口汚い罵倒とかをしていたら、それはしっかり、応援している人が諌めてあげないといけないと思います。

ただ、「支持」を飛び越えて「信仰」までいってしまうと、それができなくなってしまう。
自分とそのインフルエンサーが一体化した感覚になっており、そのインフルエンサーは“もう一人の自分”だったり、”自分の理想像”のようになってしまっているから、その人が明らかな不正行為を働いても、

「これは不正じゃない」

と、心根から思ってしまったりする。
そして、最悪の場合、それに加担してしまう。

いま、こうした出来事が特にSNS界隈でよく起きている気がして、僕は危ないことだな、と思っています。

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田中雅(みやび)
読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。