突然やってきた人生のボーナスタイム。育児8年目、一人でゆっくり熱い湯船に浸かる日がやってきた!
その日は突然やってきた。
夫婦揃って肩こりがひどくなってきて、そういえば以前は週に一回行っていた温泉にコロナ以降行っていない。
「そうだ、お湯に浸かっていないぞ」
ということに気づき、家の浴槽にちょい熱めの43度のお湯を張ってみた。
子どもには熱すぎるので、もう一人の大人に子どもの寝かしつけを丸投げしてゆっくり一人時間を楽しませてもらうもあり。
大人が一人でじっくり入ったあとに子どもを召喚して水を入れてぬるくしてからみんなで入るもあり。
【2021/12/5 追記:重要な情報を書き忘れてた!】
入浴剤はこれを入れて。本当に温まるのでおすすめ
動いてなかった細胞が動き出し、普段かかない量の汗がでる。
布団に入ると、なぜかいつもより重力が一段階軽く感じる。
おおげさにいうと雲の上で寝てるようなふわりとした感覚。
いつもは目を瞑ると浮かんでしまう小さな悩み事も、入浴後の体が隅に追いやってくれて、すぐに深い夢の世界へ。
それを2日に一回ほどやってみると、肩こりも和らいできた。
身体がほぐれると自然と気持ちも和らいでくる。
あれ?最高じゃないか?
我が家の子どもたちは、乾燥性アトピーなので「子どものお風呂は週に1回」を皮膚科で推奨されて実行してきた。
すると在宅ワーク育児で時短を極めたい大人たちは自分洗いをシャワーで済ませる。
かつ週一の子どもお風呂入れ担当は夫なので私は、「お湯ためて入浴」を産後ほとんど端折ってきた。
そして夫も子ども用の温度のお風呂に浸かっても「あったまるなー」という感覚は得られず
子どもたちが小さいうちは、家での入浴は大人にとってリラックスからちょっと遠いものだった。
もちろん裸で子どもと触れ合う時間は最高なことに間違いないんだけど、
お風呂から上がってからやることがありすぎてむしろ覚醒しなければならないくらい。
そしてこれは当然のこととしてしばらく続くものと思っていたので、家のお風呂にゆっくり浸かりたいという欲望すらもはや湧くことはなかった。
しかしこれも子どもの成長が親が思っているより早いという証で、小一になった娘が「自分で髪を洗う。妹と二人だけでお風呂に入れる」と突然言い出したことによって実現したことでもあった。
え?ということは、大人が一人で風呂に浸かるってこと?
こんなに早く一人でお湯に浸かる日が訪れるとは。
さみしいようなうれしいような。
想像より早く訪れたこの当たり前のことが人生のボーナスのようだ。
そして思った。
子どもが乳幼児期の、命を守るために張り詰めている最中のお母さん、お父さんにこそこの時間を味わわせてあげたい!(どうすれは実現できるか?という肝心な策は浮かばないけれど)
親のリラックスは必ず子どもにも還元されるから。
親の笑顔は子どもの一番の安心の元だから。
「入浴は3文の得!」と今さら気づいた2021年秋を綴る。
本当は温泉に行きたい気持ちを込めたイラストと共に。
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