小学受験と運動テスト。《毎日日記34》
子育てサークルの方の一大イベント「ちびっこ運動会」、本日初回の平日版が無事に終わってホッと一息。またあともう1回、休日版もやるので気は抜けませんが……
運動会の実況や司会をやりつつ、「幼児期の運動がいかに大切か」をついつい熱く語ってしまっていたりする私。
小学受験で運動テストをやらない学校はないのです。それだけ、運動テストが幼児の実力や伸びしろを測るために、重視されているのだということ。
まだ小学受験対策の現場の人間だった頃に、当時のブログでこんなまとめを書いてました。
●運動テスト
幼児の年齢相応の身体的発達を見る課題。
別に、スポーツ選手みたいに飛び抜けた能力を求めているわけではなくて。
5歳や6歳で、運動の得意不得意による能力差なんて、そんなにないし。
基本的な身体能力が備わっていればOKっていう。
例えば、スキップやケンケンパが指示通りできるかどうかとか。
おもいっきり走ることができるかどうかとか。
ボールを投げたり受けとめたりバウンドさせたりすることができるかどうかとか。
マットの上ででんぐり返ししたりイモムシゴロゴロできるかどうかとか。
片足立ちでバランスとったり、平均台の上を怖がらずに歩いて渡ったりできるかどうかとか。
要するに、元気に身体を動かして遊んでいる子は、当たり前のようにできることばかり。
でもこれが…両親インドア派の家の子どもは全くできなかったりする。
平日は習い事漬けにして幼稚園のあと外遊びさせることもせず、
休日は両親とも家の中で引きこもって子どもと公園で遊んでやることもせず…
…っていう親多数な現代社会。
家事が忙しいとか、仕事で疲れてるとか、そういうこと言い訳にして、子どもと外で十分に遊んでくれてない親ってのは少し話すとすぐわかるし、
そんな言い訳して子育てを後回しにするなら小学受験とか考えるな!と、思う。
子どもの運動能力を見ると、やっぱりここでも親子の関わりが透けて見えるわけで、つくづく、小学受験は奥が深いなぁと思うのです。
「元気に身体を動かして遊ぶ」こと、「親子の関わり」として何かしら運動することが、とても大切だということを、約10年前にも書いていたわけです(ちなみにこれ書いてた頃は長女出産前なので、世間一般の親たちに対してやや辛口な書き方になってます……)。
全競技親子競技、0歳から参加できる運動会を毎年毎年やり続ける理由はここにあります。
「親はビデオ構えて眺めるだけ」の見せ物の運動会ではなくて、親子で一緒に身体を動かして楽しむ運動会を。
まあ、理屈はさておき、楽しければそれでいいと思うのですがね(笑)
走り回るちびっこ、追いかけ回す親は大変ですが、それで身体能力が伸びるならいいじゃ~ないか~、と、今日も広いホールを走り回る子たちを眺めながら思いました。思う存分、走り回れるような場所が、もっと身近にたくさんあればいいのに…とも。
ほんとはあちこちの公共施設で、当日フラりと参加できる運動会が、毎月ゲリラ的に開催されてる状況が好ましいと思ってます。毎月運動会……って、主催する側からするとゲッソリですが(笑)
そんな風な未来を設計するために必要なことは何かな?などと考える深夜です。
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