【暗記】カードは見直しながら覚える
司法試験(予備試験)の講座。2月は体系マスターの講義を聴き終えた。体系マスター後は基礎マスターが当初の計画だった。
でも、考えを改め、体系マスターで学んだ内容を単語カード(Quizlet)にて復習することにした。それは「復習が大事です!」と至る所で強調され、自分自身もそう感じたから。
参考にした動画
工程の見直しで影響を受けたのは、立川先生の動画。
特に、5:50 ~ 7:05辺りでしょうか。要するに「処分権主義は?」ときたら「民事訴訟において、当事者みずからが訴訟の進め方を自由に決められるという考え方」とパッと返せるようにしておきなさいという話。
動画から感じたこと
結局、丸暗記かよ!やはり、司法試験に合格するには、六法全書を写経してないとな!!!とまでは、思いませんでした。
でも、自分は、立花先生の語る暗記から、野球で言う「バットの素振り」をイメージしたんです。バットの素振り=地味な基礎練習です。
この超地味な暗記作業こそが、試験本番で力を発揮するために必要なベースとなる。司法試験に合格したいなら、勉強時間の大半を占めることになってでもやり遂げるべきなのではないかと。
デジタル単語帳で感じたメリット
では、立川先生と同じようにしますか?というと、そうはしません。自分は紙の単語帳ではなく、デジタル(Quizlet)を選択。以前の日記では、その理由をエンカウント率を高められるからとしました。
その思いは今も同じですが、今回の体系マスター復習にて、新たに感じたメリットがもう一つあります。それは、デジタルだと記載内容の変更が容易であるということ。
例えば…
下の画像は、民法の「物権的請求権」をカード化したもの。左側が用語、右側が解答です。初期の解答は、テキストをほぼ丸コピー。この段階では意味も良く分かってませんから、作業スピード重視です。
しかし、何度かカードを使って反復練習してると、当初コピペに過ぎなかった言葉のイメージが掴めてきます。ならばと、自分の言葉を書き足してやります(下の画像のハイライト)。
初期のままでも覚えることは可能ではありますが、こうして書き足したり、見直したりして、自分の言葉を織り交ぜてやる。これで、カードの記憶に必要な脳の負担(記憶コスト)を下げることができます。
勿論、1枚1枚では僅かな差しか生まれません。ですが、今後覚えることになるであろう膨大なカードを考えれば、最終的には結構な差になるはず。
もう一つの例
上は単純な定義見直し例でした。これに加え、複数のカードを纏めてやる手法も有効と感じました。もう一つの例として下の画像。刑事訴訟法ででてきた「伝聞法則」絡みで当初に作成していた3カードです。
当初は意味がよくわからず、テキストのコピペを右側の定義欄に放り込んだだけでした。ですが、カードを何周もしていくうちに、理解が進みました。
それで書き出したのが下の図です。
上の3枚を、1枚のカードに纏めてしまいます。この例では、先に出した自分の言葉への置き換えに加え、情報の圧縮、チャート化も行ってます。労力はかかりますが、自分なりのオリジナルカードに昇華する過程も学習と言えるように思えます。
そうして、情報を圧縮。脳の記憶コストを引き下げる。
無論、全てのカードにここまで丁寧にやる必要はない。時間の無駄ってものです。ですが、理解で苦労した場合は、やってみて損はないはず。
とにかく覚えよう
そんなこんなで、今週の後半は只管、Quizletで作成した暗記カードを見て内容を思い出すという練習をしてました。
下の画像のように集計も自動化されるのがデジタルの良い所。当方は、今の所、160枚位作ってて、45%位の進捗みたい。
エビングハウスの忘却曲線
Quizletで作成したカード。大体、覚えたかなーと思ったら、1週間後、1か月後と間隔を空けつつ再度のカード学習をする機会を設けようと思ってます。
間隔開けながら復習する理由なんですが、司法試験だと、情報量が多く高校の頃の期末テストのような一夜漬けは通じないため、短期記憶(すぐ忘れる)から長期記憶(忘れにくい)にまで落とし込んでやる必要があるだろうと考えたためです。
エビングハウスの忘却曲線!とかのマニアックなお話もあるにはあるんですが、そこまでの話じゃないと思うんですよね。私達は、誰もが皆、漢字や英語を、そうやって覚えてきたじゃありませんか。
長期記憶への落とし込みは、小学生時代に皆ができたこと。
同じようにやれば誰でもできると私は感じましたね。
だから、明日も頑張ってバットの素振りだ!
おしまい
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