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【耳ビジ★耳で読むビジネス書】「超訳 アドラーの言葉」 岩井俊憲さん


さあ、アウトプットしていきますよ!

いつもありがとうございます。宮村麻未です。

作ったはいいけど全く活用できていないこのnote・・・・。
どうしようかなぁと思っていたところ。

「学んだことをまとめてアウトプットしてみたら?」と
「耳ビジ★耳で読むビジネス書」の主宰 下間都代子さんから飛び蹴・・・ご提案をいただきました。
(耳ビジって何?と思われたあなたは以下のHPをチェック!)

下間都代子さんのHPはこちらをチェック!!

私も新人モデレーターとして修業させていただいている「耳ビジ」にはサポーターズクラブがあり
クラブの中ではこれまでも、耳ビジでの学びをアウトプットしてきました。

それをまとめて外に出してみよう!という試みです。
少し間が空いてしまいましたが、後半戦いってみよう!!!

【初日】「不便だけど、不幸ではない。」

耳ビジ3日間スペシャルのゲストは・・・
「超訳 アドラーの言葉」の著者
岩井俊憲さん。

最初に聞いたお話から衝撃でした。
動脈に血栓ができて、指を3本半を失われたと・・・。

この時、岩井先生から出てきた言葉。

「他の人じゃなくてよかった」
「左手でよかった(脳だったら死んでいた)」
「親指が残ってよかった」
「不便だけど、不幸ではない」

もしも自分に同じことが起きていたら、同じように思えただろうかと考えました。(きっと思えないと思うんです)

やはりこの日の岩井先生のお話に出てきたのが
アドラー心理学の3段階。
(1)学ぶ (2)考える (3)生きる
 ということ。

これを実践されてきたからこそ、どんな状況であっても「あるものに目を向けて」「感謝」することができるのだと思いました。

「今回のことで本一冊書ける」と岩井先生。
「無理はダメです」と都代子さん。
本当に、ご無理はなさらないでいただきたいです・・・(汗)

「解説であり、解決にはならない。」

心理学の三大巨頭(この言い方が適切かは分かりませんが)と言えば、なんとなくこのお三方かなというイメージがありました。

フロイト アドラー ユング

お恥ずかしながら私は、名前のみ存じ上げているだけで
それぞれの教えを詳しく学んだことはありませんでした。
(一番聞いたことがあるのはアドラーですが、X(旧Twitter)でアドラーの言葉を呟いているアカウントでたまに見かける程度でして・・・)

まとめサイトを見つけたので、貼ってみますね。

耳ビジで岩井先生が語られる人生は、波乱万丈なものでした。
・離婚し、財産は全て手放した。
・心のリハビリを兼ねて、不登校の子供たちを預かることになった。

離婚のお話はこの後詳しく語ってくださったのですが
不登校の子どもたちと接する中で「アドラー心理学」が有効だと気づいた岩井先生。

岩井先生の恩師 野田俊作先生が講演会で
「登校拒否(当時は不登校をそう言っていた)の原因は何ですか」と質問された際の答えが衝撃でした。

「知りません。知ってどうするんですか?」
「原因知ってあなたはやり直せるんですか?子どもを育て直せるんですか?」

目から鱗が落ちた と語る岩井先生。
「原因を探っても何の意味もない。大事なのは今から未来に何ができるかだ」と気づき、「アドラー心理学を学ぼう」と決心されたそうです。

(野田俊作先生について、詳しくはこちら)

相手と過去は変えられない。
受け止め方(見方)は変えられる。
それでも私たちは、原因に目を向けてしまうんですよね・・・。

「放てば手に満てり」。そして、シュンくんへ。

話題は離婚の原因へ(都代子さんが切り込んだ!)。

アドラー心理学と出会う前の岩井先生は
「ワーカホリック」であり「昭和の男」だったのだそうです(今の先生からはとても想像できない・・・!)

「家計が大変」と訴える前の奥様に
「エビデンスを出せ!」と言っていた・・・と(それはあかん!)

手元に僅かなお金を残し、全財産を前の奥様に渡した岩井先生。
心の支えになったのは「アドラー心理学」と「仏教の教え」だったそうです。

この時に印象に残った言葉が、道元禅師の言葉
「放てば手に満てり」

「あれもこれもと求める思いを一度全部手放してしまえば、心は満たされる」という意味の言葉だそうです。
私はこの言葉初耳でした。いい言葉との出会いをいただきました。

アドラー心理学を学び、考え、生きる中で、今の奥様と出会った岩井先生。
(奥様は元受講生と聞いて耳ビジ内がどよめきました笑。しかも、ロールプレイングで口説いたらそれが現実になったと!!!)

このあたりはぜひ、耳ビジのアーカイブをお聞きいただきたいところです。臨場感をお楽しみください(笑)岩井先生の自己開示が本当に素敵です。

前の奥様とのご家族と、今の奥様とのご家族は
とても仲良しなのだそうです。
再婚の時には、前の奥様から今の奥様に花束贈呈があったり(!)
子ども同士がLINEでつながっていて、一緒にお見舞いに来てくれたり。

「エビデンスを出せ」と言っていた昭和の男はどこへやら。
人は変わるのだと、岩井先生ご自身が体現されていますよね。

ここで岩井先生から、下間都代子さんにリクエストが!
岩井先生「岩井先生ではなくシュンケンさんって呼んでください。」
都代子さん「シュンケンさん?シュンちゃん?シュンくん?」
岩井先生「・・・シュンくんで♪」

シュンくん誕生の瞬間でした。
詳しくはぜひアーカイブを!

「同情ではなく共感を」

アドラー心理学では「生育歴」から大切なことを探っていく
というお話になりました。

シュンケンさん(私はこう呼ばせていただきます)ご自身は「子どもの頃から恵まれていた」と仰っていました。
ご自身の生育歴には悲惨な経験がないから、クライアントさんから学んでいると。

自身が悲惨な経験をしていると、同情モードになる。
自身の経験にないことは「こんな人がいるんだ」と共感モードになる。

これはこの日一番の気づきでした。

私自身は、子どもの頃から色々な経験をしてきて
それなりに傷ついてきました。
今講師の仕事もやらせていただいていて、自分のこれまでの経験は全て武器だと思っていますし、だからこそ生徒さんの悩みに寄り添えると思ってきました。

でも、この日の学びで「ちょっと待った!」と思いました。
私・・・同情していないかな?

共感は 相手との距離が取れる。
同情は 自分ごととして見てしまうため、相手との距離が取れなくなる。

私はカウンセラーではありませんが、生徒さんの悩みに寄り添える講師でありたいと思っています。でも、それが「同情」になってはダメなんですよね。

アドラー心理学は「横の繋がり」なのだということを感じました。
シュンケンさんが「先生はやめてください」と仰ったのも「縦の関係」にしないため。みんな仲間。

都代子さんは「子どもの頃、子ども扱いされるのがイヤだった」「だから自分はそれをやらない。みんなに同じように接する」と仰っています。
(都代子さんは望月俊孝さんを「トシちゃん」、本田健さんを「健さん」と呼びます。「くそ生意気だから」と仰るけど、そこにあるのは相互信頼)

私自身は・・・・ずっと縦社会で生きてきたからか「縦」だな~と思います(汗)

【2日目】初日に発動していたハプニング。

迎えた2日目。
初日に実は・・・・・痛恨のミスが発生していました!

新人著者応援コーナーを忘れていたのです!!!!!

初日のシェアタイム、私はモデレーターを担当したのですが
9時を過ぎても都代子さんとシュンケンさんのトークが続いていたので、「あれ?新人著者応援コーナーは?」と思っては いたんです。

前日電波状況が良くなかったこともあり
「今日は何か事情があって中止になったのかな」と勝手に判断して、そのままシェアタイムを進めてしまいました・・・・・・。

林田さんは「前日の電波状況で都代子さんのご機嫌を損ねたから、もう出演できないのだろうか」と本気で悩まれたそうで・・・・・・・。
(都代子さんはそんなことをする方ではありません汗)

ポンコツ新人モデレーター チャットからツッコミを入れればよかった・・・。申し訳ないことをしてしまいました。
(林田さんには、最終日にも改めてご出演いただきました)

「ラポールの達人」そして「散漫力」

下間都代子さんは「全国うっかり協会」の代表理事をされています(私も勝手に会員だと思っています)

「全国うっかり協会」、何をしているかと言いますと・・・・・
「やってしまったうっかりネタをSNSに投稿する」「みんなで笑う」それだけです。ネタです。

「電車乗り間違えた!」
「徒歩2分なのに迷子になって45分かかった!」
「味噌汁に味噌入れるの忘れてた!」

自分が痛いだけで、人に迷惑かけないうっかりネタ。
シェアし合って、みんなで笑う。共感する。

みんなで笑うと結びつきが強くなり、笑顔も増幅する。
うっかりがもたらす幸福論(by都代子さん)絶対あると思います!

「都代子さんはラポールの超達人ですね」とシュンケンさん。
ラポールって何?初めて聞く言葉でした。

ラポール:心理学用語で信頼関係を構築する方法を意味する言葉。フランス語で「架け橋」という意味。
※参考にしたサイトは↓です

都代子さんの信頼感、共感力で心の鎧を脱ぎ、公開の場所で自己開示されたシュンケンさん。本来は内向的な気質で、こんなことははじめてだと仰っていました。

ちなみに、秒で信頼される下間都代子のご著書はこちらです。

ここで話は「散漫力」へ。
(散漫力って何?これも初耳でした)

「落ち着きがない」
「集中力がない」
「すぐに飽きてしまう」

これは「集中力がない」のではなく「散漫力がある」ということなのだそうです。・・・どういうこと?!

耳ビジは音声SNS Clubhouseで配信されています。
音声メディアのいいところは「ながら聞き」ができること。

耳ビジリスナーには、「ながら聞き」をしながらも
何かあればルームチャットに書き込み(ツッコミ)を入れるし、心に刺さる内容を「自分ごと」として連想し、結び付けている人が多いです。

マルチタスクの人が多い ということですね。
この「マルチタスク」は「散漫力」なのだそう。

散漫力溢れる人に「もっと集中力をつけなさい」と言っても、苦しいだけですよね。「私には集中力がないんだ」と落ち込んで、自信をなくす。いいことがありません。

「ないものねだりではなく、あるものいかし」
「散漫力を活かすしかない」と、シュンケンさん。
「散漫力のある人は、頭の回転が速い」のだそうです。

大切なことは、持っているものをどう活かすか。
シュンケンさんが左手の指を失った時「左手でよかった」と思われたのも「ない」ものではなく「ある」ものに目を向けられたから。

ポリアンナの「よかったさがし」にも共通するところがありますね。


付き合う相手は選べる。嫌われることを受け入れる勇気

他にも色々なお話が出てきましたが
(全ては記しきれませんので、ぜひアーカイブを聴いてください!)

このお話は、刺さりました。

会いたくない相手に「会いたいね」と言われた時。
あなただったら、どうしますか?

シュンケンさんは「会いたくないです」と断られたそうです。
「嫌われる勇気」という本がベストセラーになりましたが(これもアドラー心理学の本ですね)、正確には「嫌われることを受け入れる勇気」だとシュンケンさんは仰っていました。

付き合う相手は選べる。
誰にでもいい顔をすると、結果自分が辛くなる。

日本人は「和」を大切にするし、優しい人が多いから
「会いたくないです」と言えない人 多いですよね。

私自身もそうですが・・・・・
「本当に会いたくない人」「この人は自分にも周りにも危険だと思う相手」に対しては、はっきりとお断りするようにしています。

敢えて和を乱したいとは思わないので、私なりに空気は読みますが・・・個人としては「イヤな相手からは嫌われてもいいや」と思っています。

【新人著者応援コーナー】林田さんの人となりに、みんなが夢中!

改めてやってまいりました、新人著者応援コーナー。

前日、全然呼ばれる気配がなく、オロオロしていた林田さん。
途中から「・・・これは忘れているな」と思われたそう。

「コラ!って言っていいからね!」と都代子さん。
「なんでかなって思ってました」と林田さん。
林田さん、歴代の新人著者応援コーナー出演の著者さんの中でも、忘れられない著者さんになりました。

音声がビリビリしないように、アカウントを2つ用意して備えていらした林田さん。不思議なのですが、林田さんが落ち着いたテンションでお話されると、音声がビリビリしないことが分かりました。

「私も多動。散漫人です」と林田さん。
「周りがイヤなんじゃないかな」という気遣い。
アカウントを2つ用意されているあたり、本当に気遣いの方だと感じたのですが・・・・・・。

ここに切り込んだのがシュンケンさんでした(耳ビジの魅力は、著者さん同士のお話も聴けること)。
「理想が高いように感じます。完璧主義?」

元々はおっとりした性格の林田さん。会社を経営するようになり「隠さなきゃ」と思うようになった、とのこと。

「説明ができないんです。書くと見直せるけど、話す時には取り返せない」
「やっぱり完璧主義だね」
林田さんの説明はとても分かりやすいのに・・・ご自身はそうは思っていらっしゃらないのがとても不思議でした。

「私みたいな という言葉遣いをされてますね」とシュンケンさん。
「能力ないなと思って・・・」まさかの林田さんの発言。

えええ?!能力ない?!どこが?!
会社を創立して18年。出版もされていて、とてもおキレイで熱量もある。たくさんの人のお困りごとを解決している。そんな素敵な林田さんなのに。

「大切なのは自己受容」とシュンケンさんが仰っていたのが印象に残りました。
散漫人であることも、完璧主義の傾向があることも、ご自身で感じている「能力ないな」という気持ちも、素直にお話される林田さん。
そのお人柄にファンになった耳ビジリスナー続出でした!

【3日目】まさかの逆インタビュー!!むしられるとはこういうことなのか?

初日、都代子さんへの信頼感で、惜しみなく心のヨロイを抜いたしゅんけんさん。「明日はボクが都代子さんをむしりますよ」と仰っていたのが実現しました。

普段耳ビジでたくさんの著者さんにインタビューされている都代子さんに次々と質問されるシュンケンさん。何とも貴重な時間でした。

「都代子さんはファシリテーター型リーダーですね」とシュンケンさん。
みんなを引っ張るカリスマリーダー ではないようです(私から見ると十分カリスマなのですが・・・・・それはまた違う話なのでしょうね)

育った家庭環境から、メタ認知能力と周りを見る力がついた。
3つちがいのお姉さんへのライバル心から、お姉さんにはない分野を極めていった。
先生に声をほめられたから、声の道に進んで今がある。

「先生がキーパーソンですね」とシュンケンさん。
都代子さんの人生の要所要所に、先生の存在がある。
だから都代子さんご自身も、素晴らしい先生なのかなと思いました。

「子どもは親を選べない」という言葉があります。
私たちは今の自分の状況を嘆き「~だから●●になったんだ」と、何かのせいにしたくなることがあります。

そうではなくて「~だったとしても●●になれる」と考えること。これは初日の「よかったさがし」にも通じますよね。

「枠にはめる教育ではなく・・・」100年前から気づいていたアドラー

話題は初日にも出てきた「不登校」の話へ。
「居場所がない」というのも不登校の原因のひとつだと思いますが、今はそれだけではないそうです。

「つまらないから行かない」不登校。時代は寛容になりましたね。
(私自身は両親教職についていたこともあり、「学校に行かない」選択肢はありませんでした)

平均化されている、日本の教育。
それが必要だった時代は、確かにあったのだと思いますが・・・

見て覚える人
聞いて覚える人
動いて覚える人

それぞれ個性が違うのに
同じ教育をしていてはダメだとシュンケンさん。
「枠に嵌められるのは耐えられない」と都代子さん。

このことに、アドラーは100年前から気づいていたそうです。
アドラー・・・すごい!

【新人著者応援コーナー】追い風が吹くか止まるか

2日目にご出演いただけなかった分、最終日にも出てくださった林田さん。

「悩んだ時に目の前に現れる人が、自分を次のステップへ連れていってくれる」
都代子さんのお話を聴きながら、林田さんはご自身に置き換えていらしたそうです(さすが散漫人!)。

林田さんが「説明できない。分かりにくいですよね」と言いながらお話してくださった内容で、心に残ったことは・・・・・

「世の中のために動くと追い風が吹く。私利私欲に走ると止まる」

このたとえ、すごいですよね?!
どうして分かりにくいと思われたのか・・・・・・・。
これは私自身が日々痛感していることでした。

「自分のためにも相手のためにもなる」と思って動くと、見えない力に応援されているかのように追い風が吹く。逆に「自分さえよければいいや」と思って動くと、ぴたっと応援がなくなるんですよね。
これは本当に不思議で、でも「そうだよね」と納得できる現象です。

林田さん、ありがとうございました!

【まとめ】あるものを大切に ありのままの自分で

3日間を通じて思ったことは
「あるものに感謝して、大切にしていこう」ということ。

どうしてもないものねだりをしてしまう私ですが
シュンケンさんのお話を聴いて
自分が今持っているすべてのものに感謝できました。

「集中力がない」ではなく「散漫力がある」
「~のせいでこうなった」ではなく「~だったとしても●●になれる」

大切なのは、自己受容。
そして、素直であること。
学びをありがとうございました!!!


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