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pasteltime
前に進めていた話
MSWになって数ヶ月。
病棟の看護師とのやりとりは必須。
私はある看護師さんによく注意されていた。
報連相のこと、足りてないこと、看護師さんは決して間違っていないのだけど、言い方が少しキツイこともあった。
帰り道その言葉を思い出してズーンとする。
足りない自分に悔しくて涙が出た時もあった。
注意を受けるたびにまたやってしまった、、、。と思っていた。次こそはちゃんとできるように、プリセプターと相談しながら改善しつつ、そうやって数ヶ月過ごしてきた。
少しずつ注意を受ける回数は減ったけど、足りない部分はまだ多いから、もっと頑張って認めてほしいという気持ちが頑張る気力の一つでもあったりする。
だけどその看護師さんは異動になった。
ホッとするより、もっと一緒にやってみたかった認めてもらいたかったの気持ちが大きかったのが自分でもびっくりした。
異動する前に勇気を振り絞って声をかけてみた。
迷惑ばかりかけてすみませんでした。
お世話になりました、と。
そしたら思いもよらない言葉が返ってきた。
大丈夫、頑張ってね。
と。
その場で泣きそうになった。
この数ヶ月、負けない、頑張ろうと進んできた日々にちゃんと意味があったと。
ぐっと堪えてありがとうございましたと言えた。
頑張ります、とも言えた。
MSWとしてというよりは、病院の一員として、人として少し前に進めたように思えた。
大丈夫、今を大切にすれば必ず良い未来が待ってるから。そう言い聞かせてまた頑張ってみることにしました。