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親馬鹿

序章

子供を持つまでこの言葉の意味が分からなった。
子供が生まれてからこの言葉の意味を知る。
子供を育てるうえで親にとって必要な性質で
あることも理解できる。

子供の見た目

我が子は顔が私に似ている。
それゆえ、親から見たらかわいくても
同級生から見たら顔ではいけていない方に入ってしまう。
子供の世界に顔で決まるランクがあったら下の方になってしまう。
根拠がないわけではなく、私が子供のころそうだったからである。
私の場合は顔だけではなかった。

貧しい子供時代

さらに私が育った環境は小学校の中でも貧しい家庭だったと思う。
小学校はファミコンやスーパーファミコンが禁止だった。
服もおさがりしかなかった。
父親は地元じゃ仕事がないから年中単身赴任であり、
期間工のような仕事をしていた。
母親は最低時給の仕事をしていた。
こんな状況で自信を持つ子供になることは
ほとんどないのではと思う。
n=1なので間違えているかもしれないが。
この状況って顔にでるので、モテなかったと思っている。
日本に生まれた時点で相当運がいいと、
今ならわかるけど、
子供のころは見えている世界がせまい。
いくらモテなくても日本に生まれて時点で
幸せなのだ。

突然の告白の理由

しかし、なぜ今日このことを振り返ったのか?
昨日車の中でかみさんとゆうきさんの話を聞いて
我が子は小学校になったらモテないという
話からである。

どうも、かみさんもゆうきさんも
高校時代はモテていたらしい。
かみさんははっきりいわないけどモテていた、
ゆうきさんのエピソードはリア充そのもの。
一方私は人生において告白をされたことが一度もない。

モテと受験勉強

モテなかったことは今でもマイナスだと思う。
モテる方が人生においてはいいと思うし、
選べないけど告白されたかったのだ(ないものねだり)。
魅力がなかったから告白されることがないのだけど。。。
そして、このまま大人になるとモテないことが
判明したので高校時代は部活も途中でやめて勉強することに
切り替えた。おかげさまで下の下の成績だった私の
成績が伸びたのだ。高校2年までは国立の大学に行くことが
難しかったが、受験のころになると地方国公立の大学には
行けるくらいまで学力が伸びたのだ。
モテないなら勉強くらいできないといけないという
マインドがいい方向に働いた。

薬剤師免許が取得できた

この決断は今考えると正しい決断ができた。
多少自分の能力を測り損ねて、浪人してしまったけど
その後、薬剤師という免許を取得できて人生が変わった。
薬剤師になりたいと思ったのは高2の途中から。
お金がないから国公立の薬学部を目標にした。
今思えば国公立の薬学部に行くのはちょっと無理があった。
積み重ねがない自分には遠い存在。

整理

①子供の話からモテない話。
②モテないから勉強を頑張った話。
③結果として薬剤師免許が取得できた話。

ここで我が子の環境を整理する。
・すでにジュニアNISA1年分満額で資産を持っており
配当や優待ももらえる状態。
・素敵な家があり、お母さんがモテていたこと。
・私が薬剤師であり、それなりに進路のアドバイスもできること。

我が子の話に戻す

我が子はビジュアルでいけてなくても、その他の環境が私と違い
高校卒業後には望めば大学にいける環境が整っている。
私と違い長い時間を積み重ねることができるからだ。
さらにこれから自分に自信が持てる環境で
子供時代を過ごせることが確定しているのだ。

もし、これから我が子がモテるようなことがあったら
ヴィジュアル<中身の伴った自信
が大切なのではないかという結果に変わる。
子供時代は相手の内面を測定できないから、
モテる要素がビジュアルやフィジカル
寄りだと思っているが、
我が子には中身の伴った自信を持たせて
過ごせる権利を持っている今の状態が、
私の子供時代と比べて良い点だと思っている。
外部の環境が違うからすべて
良しとはいかないけど、少なくとも0以上のところから
スタートできる感覚だ。

結論

親馬鹿だから我が子はかわいいと思うし、
行動したければ、実現できる環境を
親である私が作りたい。
ヴィジュアルが悪いことは子供の世界では不利に働くと思うが
子供の時間は短いのだから、そこを乗り越えて
自立している素敵な大人になってほしい。
大人になるまで子供のうちは親が支援するけど
徐々に親の支援が少なくなり、就職や起業するころには
自分の人生を自分で走ってほしいなと思う。

株式会社PiPotal まつもと まさひろ