高いと感じることを言語化する。
株式会社PiPotalのまつもとです。
世の中にはいろんなものやサービスが
価格を付けて販売されています。
その価格をどう感じるかは人により違いますが
これを言語化したことがなかったので、
言語化と定量化をしてみることにしました。
高いという言葉は聞きますが、
100万円は安くて、
100円でも高いということがあります。
この前提に何があって
高いか安いかを判断しているのか
まずは価格を分解してみようと思います。
慣れない言葉を使いますので
あらかじめ定義しておきます。
これを踏まえて価格を分解してみます。
モノの場合
モノは進化しているものが多く、
タテの比較はせず、
ヨコの比較で価格を考えます。
モノは複数の場所で
販売していることが多いため
それを調査する時間
と
どこまで遠くに買いに行くかで
価格の妥当性を決めます。
例:キャベツを1個買う。
1km離れたスーパー【近所】:200円
100km離れたスーパー【遠征】:10円
この場合、1個だけ買うなら近所で買いますが
何かほかに用事があれば遠征するでしょう。
そしてこの時遠征することで手に入るキャベツは”安く”
近所で買えるキャベツは”高い”ですが
移動する労力や調査する時間なども
考えるとどっちがいいでしょうか。
モノを買う時はその価格だけで
比較するのではなく、
モノを買うまでの
調査する時間や移動に要する時間まで加えた
【総合の費用】
を含めて比較するといいでしょう。
また、買える場所が1か所なら調査もいらなし、移動も決まっているので
ご自身の価値と価格を比較して手に入れることになると思います。
モノを手に入れるときの変数は
・買いに行くまでの移動
・価格の調査
・自分の価値観
が変数になり
比較的高い安いの判断が説明しやすく
納得できるのではないでしょうか。
サービスの場合
サービスが複雑です。
最初の分岐はそのサービスが
必要か不要かです。
もし、不要なら利用することがないので検討しなくてもいいでしょう。
ちなみに、不要なサービスは高く感じるので
あるサービスを高いという人がそのサービスを利用する人なのか
判断して、サービス不要という人の”高い”は排除しましょう。
次はサービスが必要な時に
そのサービスを自分が実行できるかどうかです。
自分ができないときは”使うしかない”ので高くなります。
自分ができないときは依頼するしかなく、
サービスの価値がわからないので価格は高くなりがちです。
また、そのサービスが複数提供されているときはヨコの比較ができますが
サービスの質を比べることが難しいことが多いのではないでしょうか。
そのためサービス比較のために人から情報をもらいサービスを選ぶことになります。
このとき人脈が大切です。
とはいえ、情報をもらうだけではなく提供する側になるか適切な報酬を払わないと相手にされなくなるので、自分でも情報提供できるように学んでおくことがとても大切です。
最後にサービスを自分でもできるけど、
ほかの人にやってもらった方が
質が高いあるいは価格が安いというときは
頼むでしょう。
たとえば、自分が本業で時給1万円かせげるなら、自分が1時間やるよりも
5000円払ってサービスを受けた方が収支はプラスになります。
その一方で時給が2500円で1時間かかるなら、頼むよりも自分でやったほうが安く済むでしょう。また、自分よりクオリティが高くて1時間2500円でやってもらえるなら頼むかどうか検討する余地がでるでしょう。
つまりサービスが自分で提供できるときと比較することになります。
その比較の際の基準として
自分の時給が一つ目安になります。
例えば採用において、時給1万円の人が100時間以内で達成できるなら
100万円という価格は高いでしょう。
その一方で時給3000円の人から見ると
100万円の人を獲得するために333時間使えるので、ざっくり2か月働いて1人獲得できたら自分の給与分は稼げています。
(厳密には2か月1人だと赤字ですが、詳しい説明は省きます)
このように高く感じる人は時給が低く、安く感じる人は時給が高いということが分かります。高く感じる人にサービスを提供する人よりも、安く感じる人にサービスを提供した方が円滑なことにもつながりますね。
まとめ
価格が高いことに関して言語化してみました。
いろんなサービスが高いと感じないように、
価値の高いサービスを
適正な価格で提供できるように
組織を作ることが今後は大切だと思ってます。
また、必要以上に”高い”という言葉を使わないようにして、
その言葉を言う時間があったら、価値を高めることに時間を使いたいなと
思います。
株式会社PiPotal まつもと まさひろ