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子どもから学ぶことをもっと自然にできるようになりたい
一般的に子どもから学びを得るのは、特別なことだと思っていた。
子どもに〇〇と言われて気づかされた。
わが子が〇〇してるのを見て目が覚めた。
なんて話を聞くと。
けど、そんな機会は滅多にない。
特に僕みたいに子どものいない人間にとっては。
子育てされてる夫婦や保育士さんや学校の先生など、子どもに関わることが多い人はもっとあるんだろうけど。
しかし子どもから学ぼうとする意識を持てば、もっと多く得られることはあるんだろうなと最近考えが変わった。
大人と子どもの違いは生きてきた年数である。
その年数によって経験、体験、知識が蓄積された差であるとも言い換えられる。
だから子どもは大人から学ぶことは多いだろうし、それが教育というものにつながるのかもしれない。
反対に大人はというか、これまでの僕は子どもから学ぶことは少ないとどこかで思っていた。
でも、それって間違いだった。
大人だからって、すべてが子どもよりまさっていることなんてない。
成長する中で経験などの多くはプラスになったかもしれない。
しれないが、逆にマイナスに振れたものも必ずあるはずだ。
僕の場合で言うと失敗を恐れる、である。
生きてきた中で失敗にマイナスイメージを持ってしまったから、チャレンジにも時間がかかる。
いろいろ言い訳して、それでもやらなければいけない局面ではどうにか自分を誤魔化し鼓舞しながらやるといった状態。
そして失敗すればへこみ、次のチャレンジまでも時間がかかり過ぎる。
これは経験がマイナスに作用した典型だと思う。
一方、子どもだとそうはならない。
失敗を恐れないから、どんどんチャレンジする。
そもそも失敗を失敗として捉えてないからかもしれない。
だから失敗をおおごととして考えない。
そんな些細なことを悩んでいるヒマがあったら、また挑戦するといったふうに映る。
だから僕は子どもの姿を見て、失敗をかえりみずチャレンジしなければと教えられる。
つまり、この局面では子どもは僕にまさってる。
完全に、余裕で、なす術なく、僕の負けである。
そして、ほかにもまだまだ見習うことがあるはずだ。
学ぶべきことは多いと思う。
子どもから学ぶことは滅多にないだろうと思ってきたから、学べなかったんだと思う。
学ばなかったんだと思う。
しかし意識を変え、子どもから学ぼうとすれば、もっと多くのことが見えてくるかもしれない。
大人の世界で学ぶより、“目からウロコ”的な発見があるかもしれない。
親が子どもの姿を見てハッとしたというように。