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陽だまり 400字小説

自動ライティングしてみた。自我を消して(減らして?)書く400字小説。

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洗濯物を干すのは僕だ。
一つ一つ、挟んでいると彼が話しかけてくる。
「彼女の下着は外側にかけておいて」
彼は煙草に火をつける。
爽やかな朝だ。
家の中に、コーヒーが淹れられる。家事は体を動かすので、生活が鮮やかになって好きだ。
彼女はコットンの白いスリップ姿で現れた。「今日は仕事が終わったらクラブに行くから、一緒に迎えに来て」
午前十時。彼女は会社へ出かけた。彼はソファーにいる僕に覆い被さるようにせまってくる。
彼の唇は僕の唇に優しく触れ、舌が少しの間、柔らかく動く。
僕の首に温かく口付けをする彼は穏やかに、震えている。
彼の口は僕を射精に導き、ほとばしる乳色の液を体内に受け止めた。
彼は僕を愛している。
彼は僕の体をしばらく手で愛撫しながら、明るい午前の陽だまりを過ごす。
テレビを消すと、彼はパソコンを開いてゆっくりと作業を始めた。
僕は彼女の部屋へ行き、彼女の布団を畳む。
彼女の部屋はいい匂いがして、散らかっていて、カーテンが乱れて半分ほど閉まっていた。


「陽だまり」



自我を起点にしないほうが書けて、しかも好きなエッセンスが滲むのがかえってすごくいい。

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