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「ゴーストオブツシマ」をプレイしたはなし


Windows版もやりましたが、PS4で出た時の感想です。というのもWindows版は当時感じたワクワク感は全くなく2周目としては久しぶりにやっても何の面白みもないなということをわからされてしまったからです。しかし、1周目はまごうことなき最高のオープンワールドの1つだと思います。

PS4は、というかPS3からですが家庭用ゲーム機が特定のソフトのためだけのハードになってしまっていました。PS3ならFF13専用機、PS4は何で買ったんだっけな?なんか忘れましたけどFF15かなんかだった気がします。で、PS4で買ったゲームでやって良かったなと思った数少ないゲームの一つがここタイトル。特に発売まで注目してなかったんですが、Twitterでゴーストオブツシマ発売じゃあ!みたいになんかみんな盛り上がってたのでよく分からんけど買うか!みたいなノリで買ったという無茶苦茶な買い方したゲームです。

プレイして最初の導入部こそ暗い感じで、このノリで続くと辛いなぁなんて思ってたわけでありますが、その後このゲームめちゃくちゃ面白いなと駆け抜けました。外国人が作ったゲームなのですが、日本好きなんだなぁってのがよく伝わるゲームでした。同じように羊蹄山を舞台にしたゲームが出るらしいですが、プレステ独占にはして欲しくないなぁと願っていますがまぁしばらく先かなパソコンユーザーは。

大抵のオープンワールドはミニマップがついていて大体ミニマップ見ながら進めることが多いので景色などガッツリ見るということがないんですが(私は)、このゲームは風というシステムを採用しており、ミニマップをそもそも見る必要がないゲーム設計になっているのが素晴らしいなと思いました。サブクエストだろうがメインクエストだろうが、コレクター要素だろうが風がいくべき方法にスーッと吹いているのでその方向に行けば目的地に着きます。なので収集要素も特に攻略サイトを見ながらやることもなく風を頼りに綺麗な景色を見ながら移動すれば達成できます。

そしてゴーストオブツシマの世界は色鮮やかで綺麗な四季折々の日本てんこ盛りという、そもそもツシマに死ぬような吹雪とかありえないだろとツッコミを入れざるを得ない世界観ではありますが、そこはゲームなので気にしたら負けです。小さな島ですが、春夏秋冬が同じ島になぜかある。

大体腹立つキャラたち

さらにこのゲームの凄いところは感情移入がめちゃくちゃできるようにキャラクターが立っているのでストーリーに没入しやすいようになっています。ただ、ほとんどのキャラにこいつムカつくな!ってなるんですが。マジで腹立つなおめえ!みたいなところがプレイ中はしょっちゅうあるも、相手の立場で考えたり当時の時代背景を考慮したらその判断になるのかもなと、なんか怒ってすまんかったってなることもあったり、とにかくキャラクターがみんな立っているので終始、没入して楽しくプレイ出来ます。

バトルシステム

バトルも色々なやり方を好きにやってねというシステムが採用されていて、タイマン勝負や敵の砦や野営地といった拠点に堂々と乗り込んで皆殺しにしたり、見つからないようにこっそり1人ずつ暗殺していったりと幅広く自分の好みが活かせるのが良かったです。私は長弓使ってまず見張り台の敵を全部やっつけた後に潜入して1人ずつ殺す冥人プレイをしていました。冥人とは、主人公の二つ名です。毒物が解禁されてからは高台から打ち込んで同志撃ちしていくのを眺めたりと武士としてのプレイは一切せず。

育成システム

最終的には、全部スキルを振れるので変わらないですが、過程は当然ながらスキルの振り方が変わるのでどういうプレイを自分がしたいかで取得したいスキルや強化したい能力や技を選んでいく形になります。私は弓をとにかく強化しました。遠距離系の武器が好きなので火縄銃とかよこせ!くらいに思ってました。またそれぞれのプレイスタイルにあった能力を高めることができる装備や能力強化用のアクセサリーも豊富なので自分好みのカスタマイズができます。例えば弓の射程伸びるとか威力がアップとかそんな感じです。

プレイした感想

志村

プレイ中は、誉、誉うるせえな!誉で飯は食えんし生きれねえんだよくそ老害が!と思ってましたけど志村の立場やあの時代の背景考えたら志村にとって誉とは法であり、武士としての守るべきものというものも理解はできるのであの振る舞いは仕方なかったのだろうなと思いました。ただ、言い方とかすぐ激昂するところとかなんとかなればもうちょい上手い落とし所あったろって思います。ただあの時代は上限関係が厳しいこともあり、ましてや土地を治めてるものとしては、そんなことはできなかったんだろうし考えすらなかったんだろうなと思いました。ただ、ムカつくものらムカつくので誉食っとけ!

ゆな

一応ヒロイン枠なのかな?ってかこのゲーム今思い返すと美男美女1人もおらんな!どうなってんだ!ってなりました。ゆなに関しては、せっかく救出した弟もほとんど境井のせいで結局、弟は惨殺されてしまったのでなんか救われなかったなとその後せめて幸せに生きてくれと願っています。なんだかんだで境井をしっかりサポートしてたし、本作における数少ないムカつかないキャラクターの1人でした。

安達政子

ゲームじゃなかったら、いやいやあんた死んでるでしょってくらい頭に血が昇ると見境なく人を襲うヤバい人。まぁ赤子含めた一族全員皆殺しにされたら復讐の鬼になるのはわかる。そこまでは分かるけど、もうちょいその見境なく突っ込むのなんとかならんかったのかよって思います。嫌いじゃないけどバーサーカーになるの控えろよって思ってました。せっかくこっちがこっそり弓で狙おうかなと思ってたら既に敵陣突っ込んでるんですもの。

堅二

平和な時代ならいいけど、この時代に友達になろうものなら命の危険を伴いそうで、ずるい奴めって感じだったんですけど、たまに命張るので憎めはしないって感じですね。貧乏なスネ夫ってポジション。

石川先生

みんな嫌いな石川先生。老害中の老害で職場にいたら間違いなく面倒な先輩になる筆頭格。まず、自分が間違ってるとしても謝ることはない。常に上から目線。自分が絶対。そら弟子も愛想尽かすわ!モラハラという概念がないこの時代で良かったな!今だったらSNSで拡散されてんぞ。

典雄

基本的にデブキャラは憎めない可愛いやつが多いんですが、なんか典雄は嫌いだった。なんだろう、頑固なところがダメなのかな。

竜三

まぁ裏切ると思ってたよ。立場もわかるし苦しかったんだと思う。結局目先の食料に飛びついて部下の命を取ったのは正直責められないなと思う。部下からの突き上げも凄かったろうし、モンゴルに支配されてる状況じゃできることほとんどなかったろうし。せいぜいいちかばちかで本州に逃げるくらいだったんじゃなかろうか。

百合

最後のシーン泣いた。ストーリー的にはたった2話の付き合いだったけど濃く描かれてたので、なんで死んでんねん!ってなった。死ぬところYouTubeで何回か見直した。しかし死ぬ間際の老人があんな華麗に馬乗れるのか?という疑問はあるものの毒をくれたからオールオッケー。

火の剣

時間制限あるタイプのゲームが精神的に嫌いで、追い込まれてる感じがすごく嫌です。唯一このゲームで嫌いだったのが、火の剣取る時の雪山登り。どこ行くかもガイドがないし、わりとすぐ凍死するからツシマに雪山なんてねえだろ!って泣きながら登ってました。

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