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孤在性繊維性腫瘍

孤在性繊維性腫瘍…
みたことも聴いたこともないヤツだ
さすがの僕も多少大人になったので色々と
自分で検索をかけてみた。
まぁ難しい表現しかないガチの文献しかでてこない
全く意味がわかりません
わかったのは10万分の1の10倍というわかりにくい
書き方で
「なんやそれ?(-_-;)」
と思ったくらいだ
とりあえず言葉の意味がわからない
調べても記号とレンドゲンの写真しか出てこない
お手上げだ。
先生の説明によると
どうやら骨軟部腫瘍というものの一種でそんなに大きいものはないみたいだ。悪性、良性、中性とあり今のとこ病理的には中性、臨床的には悪性という聞き慣れない俺には意味の分からない話しばっかりだった。
俺の頭の理解的には
癌というのは腫瘍が悪性化したもののことである。
今の俺の現状にはあまり効果的な方法が少なく、
なにが一番効果的なのかはやってみないとわからないということくらい。そして今は痛くともなんとも症状がないという事くらいだ。
だけど、決めなければいけないことがある

闘うか、白旗をあげるか、だ。

ぶっちゃけ、最初は目指していることも無くなってしまったしどっちでもいいと思った。
自分の母親が癌で闘っていたのでそれよりは

「長く生き延びてやる(+_+)」

それくらいしか思っていなかった
周りの人達にも仕事関係くらいの数人だけは報告をしとかないと迷惑を書けるかもしれない
と思い一応報告をした。

「どうすんの?」
「まだわからん」

これを数人分繰り返した。
症状がないのにわざわざ副作用がでるという薬を飲む気になれない。金銭は激しく飛んでいく、今のところ治療するメリットはない。
孤在性繊維性腫瘍という大体15cmくらいのものが身体のなかにあるという事実があるだけだ。
しかも入っていた保険は効かないというオマケがついていた。

「やる意味ねーやろ(+_+)」

あいにく俺は死んだことがない 
志なかばや、守るものがあって亡くなった方々には申し訳ないが当時「死ぬ」ということに恐怖はなかった。
自分でいうのもなんだが当時は目指したモノは叶うことはなかったけど、十分楽しかったし別にダメになっても「しゃーねーか」と思っていた。
まぁ当時闘病していた母親よりは絶対に長生きせないかん、という事だけ自分の中で決まっていた。

世の中というのはお金がいる癌患者を抱えた人達は必ずブチ当たるであろう問題だ。
それを助けてくれる制度もあるそれなしじゃ結構酷しい、はっきり言って当時の自分の収入では鬼厳しい(笑)
けど働きながらどんな副作用がでるかわからん方に舵を切るのは危ない橋を渡ることになる。自業自得といわれればそれまでだけど(笑)

まぁその状況になった人じゃないとわからない事をウダウダ書いてもしょうがない。

まぁ当時はそんなこんなで中々決めきれなかった。

しかし、そんな私めに一撃で方向を決めることになる出来事が起きた

「アンタ母親に闘病させて自分は戦わんのは違うくない?」

俺の性格を世界で2.3番目に知り尽くした姉が放った言葉である。

ということで

闘病

確定であった(-_-;)

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