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【コーチング】THE COACH Academyの学びを振り返る
コーチングを学び始めて1年が経つ。
このnoteを書いている今、僕は1年前にはまったく想像しなかった景色の中に生きている。この1年間で得た変化を改めて受け取りつつ、これからコーチングを学ぶ方・今まさに学ばれている方のお役に立てる文章となったら嬉しい。
こんな方へ向けて書いています
・コーチングを学びたい・学んでいる中で、どんな変化が得られるのかの一例を知りたい方
・THE COACH Academyでの学びに興味がある方
・コーチングに出会い、コーチ業を自分の仕事にした僕の物語が参考になりそうな方
こんな人が書いています
14年暮らした東京から生家の群馬県に引っ越してきて1か月の、話好き。
生後7か月の息子、最良のコーチである妻、そして僕の家族と暮らしています。
THE COACH Academyでコーチングを学び、自分のビジョンが「コーチになりたい」であると気付いてそのまま独立。
10か月間専業コーチとして「自分の人生の手綱を自分で握りたい」方、「売上を高め余白を増やしたい」個人事業主、「身近なパートナーシップをよりよくされたい」方を支援しています。
コンセプトは「とまりぎ」。あなたが「いきたい場所への中継地」として、これからのあなたの挑戦を下支えする、居場所になります。
0.THE COACH Academyとの出会い
「まーさんが叶えたいことは、コーチングを学べば全て手に入ります。ちょっとこのnote読んでみて」
音声配信アプリstand.fmで出会った方々に向けて、「1時間の壁打ち」サービスを始めた僕は、「はたして自分は相手の役に立てているのだろうか?」という疑問にぶち当たっていた。
1時間お話して、その時間お相手が話した内容を片っ端からメモしてプレゼント。基本は傾聴。たまにアドバイスや事例紹介。
そんな企画をやっていて、お話している時間には「すごく頭が整理された!」「具体的にやりたいことが見つかった!」と喜んでもらえるのだけれど、結局その後それが役に立ったのかがわからなかった。
価値=相手の変化量
お話した相手の「その後」の変化に興味を抱いていた僕に、すがけんさんが薦めて下さったのが冒頭のメッセージである。
noteを読んで興味関心を抱き、「実際にコーチングを受けてみよう」と思ったものの、当時は予約がいっぱいで、実際に受けるのは至らないままだった。
それから3ヶ月後。Twitterでフォローしていたこばかなさんが、コーチングスクール事業を始められるという。
アドバイスを活かせていなかったことが心のどこかでひっかかっていたのもあって、すぐさま説明会を申し込んだ。それがAcademyとの出会いである。
1.このnoteで述べること、述べないこと
僕がコーチングを学び始めてからの1年間で得た変化を箇条書きにすると、以下のようなものだ。
・仕事観が「苦役」から「それ自体が報酬」へと180度変わった
・自分の人生の手綱を自分で握れるようになった
・専業コーチとして独立し、10か月間事業を継続してきた
・10人以上の継続クライアントさんと出会ってきた
・クライアントになってくれたコーチがクライアントに出会い、価値が連鎖
・第一子が産まれた
・フルリモートで働きながら子育てを両立
・10年以上向き合えなかった自身の弱さを受け容れられた
・事業経験を活かして、ビジョンに共感するベンチャーでパラレルキャリアに挑戦し始める
・ずっと未完了だった家族関係に向き合えた
・足し算する人生から、引き算する人生へとシフトした
・安心できる、共通言語をもつ仲間ができた
まだまだたくさんある。
これらの変化を得た背景には、Academyのコースでの学びもあれば、それ以外の場での挑戦もある。1年間の行動の積み重ねがもたらしてくれた果実だ。
できればそのすべてに光を当てたいところだけれど、いつまでも書き終わらなそうだ。
それなので本noteでは、THE COACH Academyの講座に絞って述べていきたいと思う。それ以外の内容については、追々。もし気になる内容があるようなら気軽に声をかけて欲しい(公式LINE)。
述べること
各コースを受講するにあたって期待していたこと、受講し終えて得られた成果、そして各段階で抱いていた感覚。コースを受講する中で得ていった変化を中心に述べる。
述べないこと
・各コースの詳細な内容
・Academyのコミュニティを通じた、コース外での学び
・自身がクライアントとして得てきた変化
・専業コーチとして事業に向き合う中で得てきた変化
THE COACH Academyの講座は、4つのコースに分かれている。
・基礎コース
・応用Aコース
・応用Bコース
・プロコース
2020年の11月から、2021年の10月にかけて、僕はこれらのコースを修了した。
この後は各コースごとに章立てをして、書いていこうと思う。
2.基礎コース 3期
2020年11月
【期待】
・2020年7月から個人的に始めていた「壁打ち」企画の価値を高めたい
【成果】
・「コーチングセッション」ができるようになった
・妻とのコミュニケーションにおいて、受け止められることが増えた
・翌月に2回目のセッションを受けて下さる方がいて、5,000円を頂いた
【感覚】
・傾聴・意識レベルという概念を学んで、「人ってこんなにも豊かに情報を発している存在なんだな」ということに衝撃を受けた
・自分に知識領域がない分野のテーマであっても、クライアントの気付きに繋がり嬉しい気持ち
・コンサル脳で問題解決思考のアイディアが噴出してくるうるさい内面とのバトル(意識レベル1になりがちな自分の心の中の葛藤がすごい)
・「これでいいのか?」という手ごたえ感のない感覚があり、「たしかにスキル的なことはわかったけれど、組立がわからない…」という不安がある
・「その後」の物語を、結局継続的に聴けていないので、話して価値が生まれたのかはいまいちわからない
この頃は「仕事にしよう!」なんてことはまったく考えていなかった。自分の得意なコト(人の話を聴く・聴いた内容をリアルタイムで書き起こす・使えそうな知識を手渡す)で人の役に立てるようになったことが嬉しくて、その力をもっと伸ばしたいな~、というくらいだった。
僕のやっていることそのものよりも、僕と話してみたい、とか、役に立ちたい、といった理由でセッションに手を挙げて下さる方が多かった。築いてきた関係性のありがたさを感じていた。
自分がやりたいことが「人と話す、対人支援だ」ということに気づくにつれて、当時勤めていた会社の業務が対照的にとてもつまらなく感じていったことを覚えている。光が強まった分、影も強くなっていった時期だった。
3.応用Aコース 2期
2021年1月
【期待】
・もっとコーチングのことを知りたい
・コース直前に体感した「魔法のような時間の体験」を僕も提供できるようになりたい
【成果】
・DAY1午前中のデモンストレーションセッションで自分のビジョンを体感したことに大きな感動を得た
・宿題で2人にセッションをしてくればいいところ、募集をかけたら20人の応募。会社を辞めることにした後の有休消化期間に毎日コーチング漬けの日々を送る
・会社を辞めて専業コーチとして独立。独立初月に11人の方がセッションを購入して下さり、初めての継続のクライアントさんができ、30万円を超える売上が立った
・セッション単価を22,000円/hにできた
・セッションの組立の指針をもつことができたので、「これでいいのかな?」の不安感覚はなくなっていった
【感覚】
・「基礎は基礎だったな…」という感覚。
・セッションして、「コーチングってなんなんだろう?」を考えて、毎朝をそれをラジオでライブ配信して語って…を繰り返しながら、自分のことばで「コーチング」にまつわるあれこれを表現する術を身につけていった
・サブパーソナリティを扱いながら次々と心象風景が見えてくる感動。魔法のような時間だ、と感じていた
・初めてコーチングに触れるクライアントさんに、「自分の感動を届けたい」という感覚でセッション
・自分の感覚的にうまくいかなかったときは、「もう一回やらせてください…!」とお願いしてやっていた
・「継続の価値」を体感した
応用Aコースが始まる直前。
4月に妻の出産を控えていた時期。同僚・社長の計らいで会社を辞めることに決めた1月。「子どもが生まれてくる前にできるだけ早く、次の挑戦をしなさい」。そんなメッセージとともに。
退職日は1月末。すぐさまWantedlyなりエージェントなりを頼りながら転職活動を始めた頃に、めいさん、おかちゃんのセッションを連日で受けた。
めいさんとのセッションでは初めてのサブパーソナリティとの出会い、心象風景の具現化を体感して、「コーチングセッションってこんな魔法みたいな時間にできるの?!」と感動しました。
おかちゃんとのセッションでは「自分で独立して頑張るか、転職活動を頑張るか…」といったテーマでお話しつつ、「食えているコーチっていくらでどれくらいの頻度でセッションしてるんですか?」という質問をさせて頂きました。
「15,000円~20,000円/回で、月2回受けてくれるクライアントさんが10人いたら食べられてるイメージですね」
この話を伺っていたことが、僕の独立後の暮らしを大きく支えてくれた。
その後に始まった応用Aコース。
僕は初日に衝撃を受ける。
こっちゃんに10分間のデモンストレーションでやって頂いたビジョン探求のセッションで、涙をこらえながら「コーチになりたい」と話していた僕。その言葉に被せ気味に「なれるよ、まーさんなら!」と気持ちよく言葉を贈って下さいました。
どんな質問より、どんなアドバイスより、僕にはこの一言が大きかった。
そしてこの応用Aコースが終わった直後、僕は会社を辞め独立する。
Aコースで学んだのは「ビジョンの探求」と「サブパーソナリティ」。この二つを用いたセッションを、1月2月にかけて20人の方にご提供させて頂いた。僕がめいさんやこっちゃんからもらった感動を伝えたい、と思ってコーチングセッションにあけくれた。
妻には、「それで、いつからお金をもらうの?」と、「コーチングをやること自体の楽しさに憑りつかれている僕」に、現実的な問を投げかけられていた。
「コーチを仕事にしてやっていくなら、新しい人に出会い続けて単発セッションを重ねていくのはキツイなぁ…」と感じていたのもあって、DAY3の放課後タイムに、こっちゃん達に質問を投げかけた。
「継続セッションの価値について、教えてください」
セッション自体には、あまり意味はない。セッションとセッションの間に価値がある。まーさんはもう、その価値を知っているでしょう?
すぐには意味が分からなかった。
Zoomを閉じて、一人の部屋でこの言葉を反芻していたら、唐突に気付いた。この短期間に、20人もの方、それもほとんどが初めましての方にセッションを提供してきた。基礎コースを終えたばかりの頃には「これでいいのかな?」と感じていた毎度の不安が、いつしかなくなっていた。
セッション(授業DAY2)とセッション(授業DAY3)の間に、「コーチになりたい」という気付きを得た僕は、圧倒的に行動・実践することを通じて、価値(変化)を実現していた。
たしかに、僕はもうすでに価値を知っていたのだった。
それを受け取れたとき、自分を初めて認められたような感覚になって、嗚咽を漏らしてしばらく泣いた。
4.応用Bコース 2期
2021年2月
【期待】
・自身が提供できるコーチングの価値をもっと高めたい
【成果】
・「今、何を感じますか?」という最強の質問を得た(いつでも使えるワイルドカード。セッション中にフリーズしなくて済むようになった)
・「コーチングとは?」について語る言葉が増えた
【感覚】
・「シャドウ」がよくわからない…
・応用Aに比べると楽しさは50%くらい…
・インテグレーションジャーニーを用いた15分セッションで「仲良くできない自分」が「手を繋げる相手」に変わるのすごい
・「基礎は基礎だったな…」でも、「全部基礎にあったな…」という感覚。
順調にクライアントさんに出会い、体感して下さった皆さんがTwitterやstand.fmを通じて感想を述べて下さって、当時の僕には勢いがあった。その中で、「応用Bコースが終わったらできることが増えるぞ、そしたらまた価格をあげてみよう」などと考えていた。
しかしながら結果として、応用Bコースが終わった段階での価格は据え置きだった。正直なところ自分の中にBe withコーチングの学びが落とし込まれてはいなかったし、応用Aコースで得たリソースフルコーチングの感動は、なかったからだ。
そうしてその後、絶好調だった2月から一転、「コーチングが一件も売れない…」魔の3月がやってくる。子どもが産まれる4月が差し迫り僕は、早くも壁にぶち当たっていた。
「セッションが売れない…アカデミーばかりが売れる…」
(セッション後、僕の継続クライアントにはならず、「僕も・私も、コーチングを学びます!!!!」とアカデミーに申し込む方が続出)
そうして、4月、子どもが産まれた。
「売れない…」の苦しみは、その後3ヶ月にわたって続いた。
3時間ごとにミルクを求めて泣き叫ぶ我が子。
「育休だ…」と自分に言い聞かせていた。
5.プロコース 3期
2021年5月~2021年10月
【期待】
・経済的自立を目指して、事業の仕組を整えたい
【成果】
・足し算の人生から、引き算の人生へ
・シャドウの感覚を体感し、理解し、Be with コーチングの凄さを受け取った
・コーチングの単月売上が80万円を超えることもあり、自分の中での最高を更新した(セッション価格も33,000円/hへと上げられていた)
・「身体の声を聴く」ことの地位が自分の中で飛躍的に高まり、軽やかに生きられるようになった
・お金と、価値と、家族と、未完了と…。たくさんのことに向き合い続けた結果、「完了できる感覚」を得たり、「自分が持っている宝物」に気づいたりした。
【感覚】
・正直、あっという間に時間が過ぎ去りすぎて、「もう終わっちゃう…プロコースの中で何も成し遂げてない…ヤバい…」という期間が長らく続いていた。
・ガチコーチングでも、トライポッドでも、自信を喪失していた部分や、新しい青い鳥に飛びつこうとしていた自分に気づいた。
・8月に、半年ぶりに受けたこっちゃんのセッションで「身体の声を聴く」に至る。そこから1か月半かけて、シャドウと出会い、ゲシュタルト療法に出会い、統合して得た変化がものすごかった。
プロコースは5か月間ある。
逐一振り返って書いたらそれだけで数冊noteを書けてしまいそうなのだけれど、よく覚えているのは「焦燥感」に駆られていたことだ。
「せっかくプロコースにいるのだから、何か成し遂げたい」
そんな気持ちが常にあった。
「長期間コーチたちと過ごすのなら、すごい目標を掲げたら成果もすごいのでは?」なんて思って、コースの初めの頃に「年収を1億円にします!」と宣言した。6%でも叶えば暮らしていけるのだから、目標は高く。
なんかギラギラしていた。
子どもが産まれ、コーチングが売れず、低空飛行していた僕がプロコースに求めていたのは、経済的な安定の実現だった。
6月末、思いがけないところから継続セッションが売れた。
7月、8月と、立て続けに売れて、単月の収入が前職の月収を越えた。
低空飛行を脱して、大きく飛躍をした期間だった。
そしてプロコースを終えた10/8。その一週間後に僕は、長年住んだ東京を離れて家族で群馬へと引っ越した。
それまでの期間に体験してきたことが何一つ欠けても、この選択は成り立たなかった。点が線に繋がった出来事だ。
6.講座以外の学び
コミュニティ
THE COACH AcademyにはSlackのコミュニティがある。
相互にコーチングセッションをする相手に出会えたり、役立つ本を一緒に読み合う読書会が開かれていたり、早朝からジャーナリングをしたり、このnoteを書くきっかけとなったもくもく会が開かれたり。
プロコース以外の講座は、基本的に5時間ずつの3日間で終わる。その講座の中での学びや実践自体も勿論価値あることなのだけれど、僕らが「価値=変化量」を受け取るのは、講座外の時間の実践を通じて、だ。
講座外の膨大な時間において、コミュニティから得た学びは計り知れない。
クライアントの変化に出会えた喜びや出産の喜びを分かち合い、躓きや困りごとに寄り添い、得たい学びを届け合う。挑戦の土台に「居場所」があることのパワフルさを実感したし、僕自身もこれから挑戦をされる方の「居場所」であり続けたいと思う。
クライアント体験
自分自身がクライアントとして、コーチングを継続的に受け続けてきた。その中で挑戦し続けてきたことが、ものすごく大きなリソースになっている。
試練も、苦しみも、葛藤も、日々たくさんある。
自分の願いに出会うことは、苦しみの喪失ではなく、苦しみの種類が変わることでしかない。それでも、充足感ある人生を選べたことは間違いない。
事業実践
講座で学んだことを活かすべく、僕は独立してコーチになった。うまくいかなければ家族を食べさせていけないし、僕の挑戦も夢半ばで潰える。そんな状況下で、毎日毎日コーチングと、コーチングビジネスに向き合ってきた。
クライアントと出会い、変化を目の当たりにし、受け取ってきたリソースがたくさんある。
■セッション前の導入でお話していること
■継続的にセッションを提供していくことを、前提としたい背景
■Academyの同期が、僕をコーチに選んでくれたお話
【コーチング】継続セッションの価値【対談】
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ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
THE COACH Academyの講座の学びをフックに、コーチングを学び始めてからのこの1年間の変化を言葉にしてみました。
正直まだまだ語れていない膨大な物語が自分の中に所蔵されているのですが、それはまた折をみて語っていければと思います。
コーチングを学ばれるあなたの、何かの役に立てたなら嬉しいです。
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思考整理セッション
コーチングを通じた継続的な関わりを検討される前に、ざっくばらんにあなたの「現在地」を一緒に整理するためのセッションをご用意しています。
ご興味を抱かれた方はお気軽に公式LINEまで。
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「大切な時間」←この5文字をいれると、「大切な時間に向き合うためのワーク」のプレゼントを実施中!
コミュ二ケーション用なので、基本的に売り込みはしません。
発信活動についての感想を頂けると、めっちゃ嬉しいです!
📻stand.fm
僕のメインの活動媒体です。人柄や声が気になる方はぜひ。
日々「自身と人に向き合う」ことを通じた気付きを発信しています。
🌲思考整理セッション New!
ついにtomarigiの世界観を表現した紹介サイトができました!
🌲セッション後に頂いたお声(テキスト)
事後アンケートにお答えいただいた内容をまとめています。
🌳セッション後に頂いたお声(音声・noteなど)
音声収録などで頂いた生の声をまとめています。
反響の大きかったnote
📚願いを指針に、生きる。
もっとも読まれたnote。
僕が息子に出会うまでの、夫婦の挑戦の物語。
📚継続コーチングを完了した日
3ヶ月を共にしたクライアントさんから頂いた言葉。
大切な贈り物をもとに、僕が考えたこと。
📒言葉を受け取れる準備が整うこと
人の助言って、なかなか聴けないですよね。
「受け取れる自分」に出会った変化をお伝えしています。
📒靴の中の小石。
誰もが人生に、小石を抱えて生きている。
「我慢」で失っていることに向き合っています。
📒感情の、痛み。
感情は「願い」のバロメーター。
願いに出会うための選択肢として、「ともにいる」選択を。