転じた、「疲れ」。
実に1年と7か月ぶりに組織で働き始めて、最初の週末を迎える。
働き始める直前までは、あれこれと「まだよく見えていないこれからの暮らし」に不安を覚えていたけれど、研修てんこ盛りの5日間を終えた今は、驚くほどその質感が変わっている。
「恐れ」としての自身の身体反応が、メガホンを当てたように僕の中の感情を大きく見せていたように感じている。
空洞の中に転がった石の音が反響して鳴り響いていたような。
そんな穴倉に、ひっきりなし4tトラックで大荷物を積み込み続けたものだから、もう音は鳴り響いたりしなくなったのだった。
段ボールを開けば、その不安に対する回答が入っている。
そして、「こんな風になったらどうしよう」の不安は、「こんな風、なんてのはありふれているし、もっと複雑なトラブルだってあるぜ」という厳然たる事実が、「当たり前にあるものに」向き合う肚を決めさせたことで小さく小さくなった。
覚えることが膨大。膨大すぎて。
一人でなんて、到底無理で。
他者をあてにしながら、頼り、頼られ、チームで向き合っていくのが、行かざるを得ないのが、痛切に届いてきたし、研修Slackに溢れた全国の同僚たちの声が、なんだか賑やかなキャラバンを思わせて、陽気な気持ちを届けてくれた。
一人の働き手として、一人の子の親として。
僕が僕として生きてきたこの数十年間の歩みの積み重ねの果てに今日がある、ということをアリありと感じて、当たり前に「全霊」じゃなきゃおっつかねぇわ、「全霊」になったとておっつかねぇわ、という感じだ。
そして、そのことを嬉しく思っていることにも気づく。
ライフリーダーシッププログラムの中で、僕は「全霊」という在り方にアンテナが立っていることを自覚した。
「インプロ」から着想した動き、自身の全身で表現した動きは、「身体のあちらこちら全てを同時に動かしながら、煌々と燃える炎のように揺らぎながら、全霊で心地よい速度で揺蕩い続けながらも、ぶつかり合わず、調和している」様だった。
全霊で、動きたいように動いても、他者を見てとり感じとり、調和することはできる。
衝突を過度に恐れて「全霊」で在る、そう臨む、ということを恐れていたけれど、「全霊」と「調和」は両立する。
それを、インプロから、インプロから派生した身体表現から、学んだように思う。そして、それを信じて挑戦していく、ということなのかもしれない。
今週の日記は、帰りの電車だったり、布団の上だったり、疲れ果てた中で、わずかに息をするように書いたものたちだった。
家に帰ると、地べたにへたり込みたくなるくらい、疲れ切っている。
でも、それが、「全霊で今日を生きた」ということの証左なのかもしれない。
「大変」「疲れた」と口にする、その言葉のネガティブな雰囲気とは裏腹に、それを話す僕は「嬉しそう」だと、妻が教えてくれた。
「疲れ」の先にある痛みと病から、学んできた1年と7ヶ月。
疲れ果てない、を旨として生きることに、向き合い続けてきた。
そして、その期間が明けた今は、もはや「疲れ」を歓迎しているようなきらいがありそうだ。
「はー、疲れた!」が、案外、悪くない。
きっとこれを書いている今の僕は、穏やかに笑っている。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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