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「あなたに」コーチになって欲しい、と思ってくれる人と出会うための発信活動に向き合う

「人が最も面白いと思う物語が何か知っているかい?」

「なんだい?」

「隣人の、個人的な話だよ。」



なんだか気になって毎日聴いてしまうラジオ

毎日更新されている「ラジオ番組」を、ということではない

一つの放送回を、7回も8回も聴きたくなって聴いている。1時間もあるのに。

いったい自分が何に惹かれているんだろう…?ということが気になって、これを題材にnoteを書いてみたいと思い続けていた。

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オンラインで活動するコーチにとっての発信活動の意義は、出会う前からパートナーシップを築き、セッションに向き合う際の場づくりの質を高めることにある


この番組の冒頭でお話されている「直接会う前に会う=コーチの発信活動の意義」についての記事は、こちら。


今書いているこのnoteでも、簡単に僕の考えを述べておきたいと思う。


互いのことをほとんど何も知らない状態でスタートしたなら


関係をこれから築こうとするコーチとクライアントが話をする際、初対面で互いのことを何も知らないところからスタートする際、会話は探り探りなものとなる。

「何をどこまで開示していいのだろう?」

「こんなことを言ったら変な奴と思われないか?」

「本当にこの人は信頼できる相手なのか?」

「受け止めてもらえなかったらどうしよう」


初めましての人と話す時、色んな不安が胸の中に去来する。共通点をさっさと見つけたくなる。

チェックインで「今思ってることを率直に場に出しましょう」とか言われたって、「お腹がすいてる…けど、そんな話求めてる?何かいいこと言わなきゃ…」みたいに吟味が始まったり、

アイスブレイクで「自己紹介をしましょう」と言われたって、「何を話したらOKなの?聴きたいことを質問して欲しい…、あるいは項目を決めて?こたえる正解を教えて?」とざわざわしたりする。


場づくりが上手なコーチは、話しやすい雰囲気、積極的な自己開示、この場で話していいことの範囲を広げ、共通了解をするような在り方・話し方をしていると思う。


僕は「あなたにあえて嬉しい」という気持ちを率直に照れずに伝えることと、自分が掲げている旗や家族構成、なんでコーチをやっているのか?といったエピソードを、先に伝えるようにしている。



それで、発信活動が先にあると

自分のエピソードに先に触れて頂くこともできるし、お相手は僕の話の中で興味があることや惹かれたポイントを話題に出すことができる。


「この話は通じる」というおしながきを、クライアントさんに先んじて渡しておくことができる。


更に、「こんな普通は人に言うのがはばかられることをインターネットに公開しちゃうなんて!」といった話に触れてきて頂くと、「その開示を自分にゆるしている人なら、私の開示も受け止めてくれそう」と捉えて頂きやすくなる。



僕をコーチに選んで下さる方々が、口をそろえて僕に言うことがある。


それは、「まーさんは一般的にはネガティブなこと、隠しておきたくなるようなこと、葛藤や苦しみであってもざっくばらんに開示してくれている。だから、自分も話していいんだ、と思えた。そこがよかった。」


という話だ。


コーチを必要とする人たちは、多かれ少なかれ孤独な葛藤を抱えている。とても大切で繊細な話だからこそ、身近な人に口にすることができない。



おかしい奴だと思われたくないし、夢を話して笑われるのが怖い。問題解決は、一人の頭で抱え込むより、誰かと話した方が圧倒的に早く、遠くまで行けることも数多くある。でも、「出せない」ことによって、足踏みを余儀なくされることが、あまりにも多い。


だからこそ、ネガティブなことこそ、泥をすするようなひどい気持ちで落ち込んでいるときこそ、「話して大丈夫な相手」で居たいと僕は思っている。ひざを抱えて一人で眠れぬ夜を過ごす時間を、一刻も早く終わらせたいのだ。


だから僕は、僕のざっくばらんな状況を、いいことも悪いことも、あるいは「うまくいっていないことこそを」よくテーマに選び、書き、語ることにしている。


「どれだけ自分の本音を語れるか」が、セッションの質を、気づきの質を、大きく左右すると信じているからだ。

あなたが心の底から語りたがっている物語に出会うための、場づくりのデザインだ。それは実際に会う前から始まっている、というだけの話だ。




「ようやく会えましたね!」という出会いに繋がるくらい、読みあさりたくなる発信とは?

初めてセッションしたんだけど、「ようやく会えましたね!」って感じだったの私からしたら。

参照:ラジオの9:52~


何かを調べるとき、とことん調べてしまうことって、ないだろうか?


ラジオのお2人も「ネットストーカー気質」と語っているけれど、僕もそうだ。

気になった人のnoteは全部読むし、Youtubeは次々に過去の放送も見ていくし、本を出してたら買うし、「もっと知りたい!」がすごい勢いで駆け抜けていく。


「もっと知りたい」と思う相手と、そうならない相手との違いとは?


これを探求されていくこの後のパートが金言だなぁ、と感じたので引用する。



人間臭さのある、深い話

あんまり人が言わないようなところも出すっていうのってスゴイ大事だなって思って。

誰でも言ってるようなことって、読んでも、こっちもあんまり響かない。(中略)深いこと話してくれてる人って、他の深いところも知りたいみたいに、なっちゃうのかなって。

人間臭さみたいのがあるのかなって。

参照:13:00~


受け取り手にとっての「半歩先」というポジション

傾向をいうと、共通点はあるんだけど、半歩先を行ってるとか、自分がこうありたいなっていう姿に近しいなっていう感覚をもてると、「どんな情報を発信しているんだろう?」「そこのなかにどんな生活をしてて?」とか色んなパーソナリティが出てくるところがどこなんだろうって探したくなるかも

あー、たしかに、。それはあるなぁ。

参照:15:47~



受け取り手に湧いている感情は「嫉妬心」

「半歩先」っていうので思ったのは、ちょっとした嫉妬心みたいなのがあるかも。ズルいとか、私もそうなりたいなとか、いいなぁ、とか。

「ロールモデル」みたいな言葉は綺麗だけどさ、実際、(中略)嫉妬とかの方が感情は近いよなってちょうど思ってた。

嫉妬するって、ものすごい離れた存在にはあんましないじゃん。どっちかっていうと、憧れとか、むしろ何も思わないとか。なんだけど、半歩先とか、自分も頑張ったら手が届きそうみたいな感じのところに嫉妬って湧く気がするなぁ。

それ、あるよね。

参照:16:35


「嫉妬心」という感情が、動いている。

感情は、願いを教えてくれるメッセンジャーだ。


「嫉妬」が湧いてくるのは、その相手が既にいる場所、あるいは、その相手がいるその先の方向に、自分の自分の願いがある、ということだ。


心の中で、自分と同じ旗を掲げているから興味を抱いてくれる。



人の「願い」に触れて、「そっちに行きたいんだ」と身体が訴えかけてくる。「そっちに行くぞ」「もっと読め」「もっと集めて踏み出したい」。

そんな衝動に突き動かされて、貪るように知りに行く。


在りえた世界の自分を垣間見るように、貪り読むんだ。



読まれた上で、その先に「選ばれる」

こちらのnoteの中段にある”コーチにとって最強のコンテンツは「1人に向けた手紙」と「経験の言語化」”のパートに、コーチを選ぶ基準、のお話がある。


「この人に、自分の話を聴いて欲しい」に至るか?そう思ってもらえるのは何故か。


自分と同じ願いの方向性に立てられた旗がある。そこに向かい、挑戦し続けている人の生の体験談がある。


同じ方向に踏み出す前の、葛藤。

同じ方向に踏み出した後に出会う、苦しさ。

それでも歩み続けた先に得られる、手ごたえ。


自分の中にも沸き起こった心の中の動きが、そのエネルギーが、「既に表現された形」で目の前にあって、体感を通じて話の内容が肚落ちする。そうして、出会う前から「この人の話は信じられる」という信頼関係を築いていく。


経験の言語化、自分語り。


「自分のこんな話なんて、いったい誰が聴くのだろう?」そう言ってラジオ配信を始められない人たちの葛藤を、たくさんたくさん聴いてきた。


でも、「世の中にある正解」の話は、誰かひとり、もっともすぐれた人から聞ければ十分なんだ


僕たちが知りたいのは、その先。「自分もその正解に辿り着けるのか。自分も願いを叶えられるのか」だ。

機能的な正解の話は、あなたが選ばれる理由になりづらい。多くのことには先達がいる。その分野の代表選手になるような熾烈な競争だ。


だが、個人のストーリーは、「半歩先を行く誰か」は、無数に需要を生む。なぜなら、歩む人たちの現在地は千差万別で、しかも現在地は変わり続けるからだ。


むしろ、「個人の自分の話」だからこそ、それが「半歩先」になる誰かにとって価値ある「実践の体験談」になるんだ。


だから、僕は相談されると決まって応える。

「今すぐ録音ボタンを押しましょう」


現在地は、今この瞬間にも動き続けている。自分のも、他の誰かのも。でも、今この時点に、今語って残された記録は、時間を、空間を越えて、「半歩の距離」にある誰かの手元に、いつか届く。

今すぐ届かなくとも、届かせる方法を次に考えていくことができる。考え始めるための足場ができる。


僕に当てはめてみると

僕が最近書いているnoteに興味をもって下さる方々は、きっと「コーチング」を学び、実践し、魅力に気付き、「コーチという業」を自分にものにしたい、と感じていらっしゃるのではないかと思う。


せっかく学んだのだから、せっかく夢中になれることに気付いたのだから、続けていけるように、暮らしの糧になるように、価値を認めてもらいたいし、役立てる相手と出会いたい。少なくとも僕は、そう思って生きている。


僕が証明したいのは「コーチング」の価値ではなくて、コーチングを通じて僕が掲げてきた旗の価値だ


すなわち、「自分の人生の手綱を自分で握って生きていく人生を選ぶ」ことで感じる、豊かな暮らしの質感だ。


独立当初、僕のお客様になって下さった方々は、僕が熱っぽく語る、「自分にとって大切な、価値ある時間を生きてみる」現在進行形の体験談に惹かれて下さったように思う。

きっと、僕の物語に触れて、心の中に燃える願いがあったのだろうと思う。


僕にはその原体験があって、価値が生まれる確信がある。

「同じ旗を掲げて歩みたい」「自分の願いを指針に生きることに踏み出すと決めた」同志が、実践する中で出会う生の話を交わして、人生が進まないわけがない


僕は、僕の人生を僕が生きている感動を、その質感を届けたくて、この仕事を選んだ。

この熱を感じる方々と共に、これからも自分の命を使って生きたい。


それが、僕を自由にする居場所だから





ここまでお読み頂き、ありがとうございました!

どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。

コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。

そんな僕の挑戦の原点にある想いを綴ったnoteはこちら。



ご自身の価値観を整理したり、居場所を探していくための構想を、「喋りながら考えてみたい」という方向けに、頭の整理にお付き合いするサービスを提供しています。

そして、僕を現在進行形でコーチに選んで下さっているかえでさんが、「僕をおススメしたい人」について、ご自身の体験・実現した価値をもとに書いて下さった記事がこちら。

僕をコーチを雇うイメージを持たれたい方へ。


生々しい会話のやりとりのイメージを知りたい方には、こちらのラジオもおススメです。

最近、「テーマも決めずにお喋りしたい!」欲が出てきたので、公式LINEにそんな企画を流すかもしれません。
直接まーと喋ってみたいぜ、という方は、気軽にLINEで話しかけてもらえたら嬉しいです(公式LINE)。

「あなたの物語に出会う嬉しいその瞬間」を、心待ちにしております。

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