親不知。
感情、気持ちのままに身体が反応的に動く。
動く前にわずか、頭の中に立ち止まる隙間があることがある。
実際の行動に移る前に、自分の中に湧き起こる声がある。浮かぶ言葉がある。それが旋風のように湧いて、頭の中にこだまする。
そのときに表現されなかったとしても、少し時間をあけて、その言葉は現実世界に顔を出す。僕の口をついて、出てくる。
出てきて、しまう。
ただ、その出し方を、選べるようになってきたように思う。感情は、在る。無かったことにはできない。何かしらの対処を求めている。
出てくる前に、根っこまで辿れたなら、願いとして語ることができる。怒りをぶちまけるよりも、願いは少し叶いやすくなる。
そこまで辿れなくとも、状態を捉えられたなら、その状態を語ることはできる。自分の中にこだまする声があること。それを抱えていられなくなったこと。
それを、聴いてもらえる場まで抱えていられることもあれば、こぼしてしまうこともある。運良く近くにトイレがあれば間に合うし、そうでなければオネショも仕方ない。
日々暮らす中で、自分の中にこだまする言葉たち、湧き出てくる言葉たちは、どこからきているのだろう？その源にあるものは、なんなのだろう？
ここのところは、自覚領域にないところ、森の奥深くがざわめいているような感覚がある。
「なんだかわからないのだけれど、何かがあることは、その気配は、感じている」
暮らせはするけれど、気にはなるもの。
ちょっぴり気になり始めた、親不知みたいだ。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました！
どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。
コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。
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