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僕のセッションを受けて頂く方に、僕が最初に伝えていること。



「自由」とは、あなたの生の責任をあなた自身が引き受けることだ。



この記事を書いている人

「居場所で人を自由にしたい」を旗印に掲げて居場所づくりを生業にしている32歳の新米父です。妻と子どもと3人暮らし。もうすぐ群馬へ引っ越し。
stand.fmで毎日の音声配信を1年半続けています。人の物語が大好き。



こんな人へ向けて書いています

僕はコーチングをベースに目標設定・目標実現に向けた対人支援をしています。今回の記事は「まーのセッションに興味があり、そのイメージを掴んでおきたい人」へ向けて、書きます。ご縁を頂いた際には、口頭でもちゃんと説明するので安心してくださいね。



0.居場所で人を自由にする、とは。


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「自由」とはなんだろう?

僕が、自分自身の価値観を探究しているときに、いつも上位にあがってくる「大切にしたいもの」の筆頭だ。


大学を卒業してからの10年間、会社員として生きるコトしか知らなかった僕が、独立したり、第一子が誕生したりしたこの一年間、毎日向き合ってきた言葉だ。


思うに自由とは、自分の行動選択に心の底から納得して生きている状態、をいうのではないかと。


妻と一緒に暮らしたいのに、単身赴任を余儀なくされた。

同僚に貢献したいのに成果も出ず、自らの能力も活かせない状況に途方に暮れた。

人と話す仕事がしたいのに、コミュニケーションが断絶した。



会社員として働いている僕は、「仕方ない」ばかりを並べ立てて人生を諦めとともに生きていた。仕事は苦役であり、できれば距離を置きたいものだった。いつしか自分の未来に、期待しなくなっていた。


そんな僕の状況を一変させたのが「居場所」だった。


stand.fmに出会い、音声配信を続けている中で、「語れるコト」「語りたいコト」が見つかった。その繋がりの中で人の役に立てること、自分が得意で夢中になれることが見つかった。いつしかその繋がりの中で生きる僕は、「もっとこんなことをやりたい」と口にし、未来への希望を語るようになっていた。


「この場所しかない…」と視野狭窄に陥っていた頃は、そこを失うのが怖くて不自由な生き方を自分で自分に強いていたように思う。「今の暮らしを維持するにはここで働くしかないじゃん…」と。自分の願いを自覚してしまうことが不都合だったから、無意識に考えられないようにしていたのだと思う。


でも、新たな居場所ができた僕には選択肢が増えたのだ。自分が心から望むことを、自分が知ってあげることをゆるせたのは、この「居場所」があったからに他ならない。


自分の願いを知って、これを指針に日々の行動を選べるようになった僕は、確実に以前よりも自由に生きられるようになったと確信している。


そうして「人生を取り戻した」と感動して生きている。


この感動を伝えたくて、自分の好きな大切な人たちの人生にも届けたくて、僕は今の仕事をしている。



僕の仕事は、「あなたと話すこと」を通じて、「より自己納得しながら行動選択をして生きられるようになって頂くことだ。


コーチングもするし、コンサルティングもするし、ティーチングもする。でも、ベースにはやっぱりコーチングを据えている。


なぜかと言えば、「あなたが納得できる、とは何なのか?という問の答えは、あなたしかもっていないからだ。」



そんなわけで、僕が考えるコーチングについて、あなたに知って欲しい。そのことが、あなたがより自由に生きられる自分になるための一助になると信じている。



1.あなたが今もっている、「コーチングのイメージ」を教えてください。


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「コーチング」、と聞いて、あなたの中に思い浮かんでくるイメージはどんなものだろう?ちょっと考えてみて欲しい。そうして、言葉にしてみて欲しい。


「人の話を聴く」「自発的な行動を促す」「答えを教えない」「スポーツのイメージ」「正直なんだかよくわからない」「怪しい」「宗教っぽい」etc.


僕は初めにこの問を投げかけるのが好きだ。上記のような言葉がかえってくることもあれば、よその斜め上の回答を頂くこともある。でも、ここがスタートラインなのだ。あなたが今持っているものをテーブルに並べて頂く。それをみて、お互いの認識をあわせるように、糸をたぐりよせていく。


こちらがもっているイメージと共通しているところがあれば、その言葉をそのまま使わせていただくし、イメージがなかなかわかないということであれば、興味をもって頂いた動機や、この時間にご期待頂いていることに水を向けていく。


ちなみにこの章の頭に掲げたのは洞窟の入り口の写真である。

あなたに伴走するコーチの立ち位置は、どこだと思われるだろうか?



「先を歩いて先導するイメージ」


と答えて頂くことが多いのだが、僕の捉え方は違う。


「あなたの後ろです」


そう答えている。




灯りの乏しい、真っ暗な洞窟。そこをこれから探検しようとしているあなたの後ろから、懐中電灯であなたの進む少し先を照らす。踏み出すことに不安があれば足元を照らし、洞窟の深さを知りたければ正面の遠くを照らす。そうして、あなたが洞窟の中へと入っていく手助けをする。


「あなたの自己探求の旅路に寄り添う」


コーチングのイメージをそう伝えるとき、洞窟はあなたの内面である。あなたの内面へ、踏み出して探求をしていく主体はあくまであなたである。ただ、一人で踏み出すことに伴う恐怖や不安を和らげ、奥深くまで潜っていくことを手助けするために僕たちコーチは存在する。


「あなたが行動するにあたり、"あなた自身が"納得して行動を選べる自分になって頂くための支援」


僕はコーチングを通じた僕の支援を、そう捉えている。


何かを教えたり、役立ちそうなことを提案したりすることはあるけれど、それを受け取るかどうかはあなた自身に選んで頂く。


正論を押し付けたり、あなたが選んだ「行動」を評価したりはしない。洞窟の中で何を見つけてもいいし、見つけなくてもいい。奥まで進んでもいいし、進まなくてもいい。あなたが納得して行動選択をできるようになるのであれば、それでいいのだ。



図解でコーチングの概要を掴みたい人は

僕がコーチングを学ばせて頂いたTHE COACH Academyを創設されたこばかなさんが書かれたnote。わざわざ僕が車輪の再発明をする必要もないし、とてもわかりやすいのでおススメ。




2.ライフコーチングの定義をお伝えさせてください。一発じゃ頭に入らないと思うんですけど…。


コーチングとは、クライアントの可能性を最大化するために、
パートナーシップを築いた上で、柔軟な思考や行動を促すプロセス


ちなみに僕は、3回唱えても頭に入って来なかった


100回以上セッションしてる今となっては諳んじているのだけれど、「一発で入ってこないのは当然」と思ってお伝えしている。安心して欲しい。


なんでわざわざ「定義」なんてカタいお話から入るのかというと、「言葉が指し示していること」の認識合わせをしたいから。期待値ギャップがあるとお互いに不幸だから。


さてまずは「クライアントの可能性を最大化するために」というくだり。

これはコーチングという行為の「目的」を示している。


「可能性の最大化」ってなんだろう?

僕は、「あなたの選択肢を増やすこと」だと捉えている。


ライフコーチングにおいては、「人は生まれながらにしてすべての能力を兼ね備えており、補うところのない存在である」という人間観に立つ。


ただ、人は育ってきた環境や人間関係において、身を護るために鎧を身につけていく。

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写真はめっちゃ防御力の高そうな鎧。

でも、重そう。視界も狭そう。首、回らなそう。息、苦しそう。



僕らはこのような鎧を何重にも着込みながら生きているのだけれど、自分がそれを着込んでいることに気づけていないことが多い。そうすると、視界が極端に狭くなり、本来は選べたはずの選択肢を採れなくなってしまう。これが「思い込み」の呪いである。


コーチングでは、この鎧の存在を外から伝えていく。「こんな鎧を着こんでいるんじゃないですか?」と。質問と通じて、あなたが着込んでいる鎧に気づいてもらう。そうすると何が起こるか。


鎧を脱ぐ、という選択肢が生まれる。


もちろん、着たままでもいい。でも、脱いでもいい。

必要な時は身を護ってもらえばいいし、川を泳ぎたければ脱いだらいいのだ。でも、着ていることにすら気付けないままでは、「脱ぐ」という選択肢はうまれない。着衣のまま泳ぐことになる。当然、沈む。だから、泳げない。


たまねぎの皮のように鎧を何重にも身にまとっているから、一枚脱いだだけでは十分でないことも多い。一度のセッションで見つけられた鎧を脱いで目的を叶えられる人もいれば、一枚鎧を脱いだ状態で行動を重ねて次の鎧の存在がようやく見えてくる人もいる。これが何度もセッションが必要になる理由である。


コーチングの目的は、「思い込み」に気づいて頂き、あなたの選択肢を増やすこと



続いて、「パートナーシップを築いた上で」という部分。


コーチングは「セッションをすること」と捉えている人が多いと感じる。だが僕は、「関係性を築くこと」が本懐だと思っている。そしてこれが、「居場所」性を帯びる。


この話をするときにいつも伝えているのが、「あなたには2つ、挑戦して欲しいことがあります」ということ。



1つめは、本音で話すこと



これは、僕のためではない。僕が正確にあなたの状況を理解することを目的にしているのでは、ない。


「オートクライン効果」という生物学の用語がある。

細胞Aと細胞Bがあるとする。細胞Aが細胞Bに対して「こういう変化をして欲しい」という情報を発信する(酵素とかで)。このとき細胞Bが変化するが、細胞Aが自分で出した情報を自分で受け取り、細胞A自身が変化する現象がある。これをオートクライン効果と呼ぶ。

コーチングセッションでは、この効果をモデルにしている。


コーチングセッションの時間のうち、8割程度の時間、コーチの役割は「傾聴」である。ただひたすらにあなたの話を聴き続ける。


このとき、あなたが話した事柄を、あなたの耳が聴いている。コーチから投げかけられる問を通じて、「自分はこんなことを考えていたのか」「こんな風に感じていたんだ」ということを知る。このとき、建前で話してしまうと、意味がない。あなたにあなたの本音を教えてあげる時間だからだ



2つ目は、沈黙を恐れないで欲しい、ということ。


質問には、いくつか種類がある。

例えば「あなたが知っていること」「知らないこと」、そして「僕が知っていること」「知らないこと」をかけ合わせると、2×2で4つの種類の質問が生まれる。


このとき、「あなたが知っていて僕が知らないこと」を訊くのは、あなたにとっては単なる説明に過ぎない。これをいくら喋ったところで、あなたの気付きには繋がらない。


だから、「説明ばっかりしているなぁ」と感じたら、コーチに指摘して欲しいし、逆にコーチから感じた時も、「質問を変えますね」と話を中断させて頂く。すべてはこの時間をあなたにとって有意義にするために必要だからだ。


コーチがする問は、「あなたも知らない」「僕も知らない」質問だ。「あなたにとって自由とはなんですか?」「あなたが納得できる諸条件をあげるなら?」といった事柄である。


普段から考えていない問だった場合、あなたは答えに詰まるだろう。このとき、沈黙が気まずくて「わかりません…」「出てきません…」と性急に回答を焦らないで欲しい。何故なら沈黙している時間はあなたがまさに自己探求をしている時間だからである。


逆にペラペラ喋れている時は、「無意識が何かを隠そう・護ろうとしているな?」と感じるくらいである。ゆえに、沈黙を味わうつもりで思考に没頭して欲しい。大丈夫、ちゃんとあなたの答えを待っている



さて3つ目、「柔軟な思考や行動を促すプロセス」。

柔軟な思考や行動をできることで、あなたの選択肢が増える。

コーチはあくまで「促す」立場だ。


思考や行動の主体は、あくまであなたである。


ここで、「クライアントの主体性」が大切になってくる。コーチングセッションは気付きの時間だが、それだけでは何もあなたの現実は変わらない。


僕は、「価値=相手の変化量」と捉えている。

そして、「変化量=行動の質×行動の量」で決まる。

コーチングは、あなたの「行動の質」を変える関わりだ。


そして、行動の量が0なら、変化も0である


セッションを受けて頂き、気づきを日常に持ち帰って頂いた上で、あなたがどれだけ行動量を確保できるか。ここであなたの主体性の発揮が必要となる。


行動する余白がない、行動をとる勇気が出ない、抵抗感がある…。


大丈夫、それら「行動を阻害する要因」は、コーチングセッションの中で向き合うから。「質」を変えて、行動できるあなたになってもらう。




3.今日、たどりつきたい場所


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同心円の中心にある点が見えるだろうか。北極星だ。


「1時間後。今日のセッションを終えたときにどういう状態になっていたら嬉しいですか?」とお尋ねしている。これも期待値合わせだ。


限られた時間の中であるし、どこまで深く探求すればいいのかは誰にもわからない。ただ、そこが目指すべき場所だ、ということは合意できる。


あなたはあなたが目指す先を言葉にして自覚をし、僕は一緒に目指す先として理解することができる。



4.あなたが気になること、懸念事項、伝えておきたいこと。


最後に、「一方的にたくさん話してしまったのだけれど、きいておきたいことがありますか?」とお伝えし、確認の時間を設けている。


一度で全部ご理解頂く必要はないし、必要の都度伝えていけばいいと思っている。でも、ここできちんとあなたの意思を確認する


なぜなら僕の仕事であなたに届けたいのは、「自分の行動選択に納得できる自分になってもらうこと」だからだ。


僕の関わるプロセスにおいても、納得感を確認しながら進んで欲しい。



5.おわりに

(0を除いて)以上が、僕がセッションをするに先立ってお伝えしていることだ。文章にするとてんこもりなのだけれど、実際にお話するときには7分くらいでお伝えしている。


文字に起こしてみて、僕が大切にしていることは「あなたとの認識合わせ」なのだな、と感じた。それはやはり届けたいものが「納得して自分の行動を選べるようになること」だからなのだろう。


実は「継続セッション」をご提供するにあたっては、まだ他にもお伝えしていることがあるのだが、それはまた日を改めて書こうと思う。


今回のnoteは、「とりあえず単発でコーチングセッションを受けてみよう」と思われた方に役立ちそうなこと、に絞って書いたものである。伝えようとすれば他にもいくらでも伝えたいことは出てくるのだが、あまり多くても消化不良になるだろう。



気になることやもっと訊いてみたいことがあれば、気軽にメッセージを頂けると嬉しい。あなたが今よりもっと自由に生きられる居場所を自分でつくれるようになるために、僕が提供できるものを、全霊でお渡ししていくつもりだ。



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コーチングを受け始めたあなたへ

セッションの中で出会うことになる、色んな概念について、一風変わった例え話を書いています。


ビジョン、シャドー、心のもやもや、感情。

なかなかイメージが掴みづらいこれらの概念を、あなたが受け取れる一助となれば幸いです。

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ここまで読んで頂き、ありがとうございました!






僕は東京に妻と息子と3人で暮らす、32歳の話好きです。もうすぐ群馬へ。

独立1年生、父親1年生です。2021年は本当に挑戦の年だな、と。


「自分の人生を大切にすることを決めたあなたを、応援したい」


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そんな居場所を、ご自身の力で創れるようになって頂くためのお手伝いをしています。

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あくまで僕は、「いきたい場所への中継地」である、という想いをこめて、「とまりぎ」をコンセプトに選びました。



「自分の人生の手綱を自分で握る」=個人で自立して生きること。


「願いを指針に生きる」ことに興味をもたれたら、お気軽に公式LINEやTwitterのDMにてお声かけ下さい。あなたの物語に触れられる日を、楽しみにしています。


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📚願いを指針に、生きる。

もっとも読まれたnote。
僕が息子に出会うまでの、夫婦の挑戦の物語。


📚継続コーチングを完了した日

3ヶ月を共にしたクライアントさんから頂いた言葉。
大切な贈り物をもとに、僕が考えたこと。


📒言葉を受け取れる準備が整うこと

人の助言って、なかなか聴けないですよね。
「受け取れる自分」に出会った変化をお伝えしています。


📒靴の中の小石。

誰もが人生に、小石を抱えて生きている。
「我慢」で失っていることに向き合っています。


📒感情の、痛み。

感情は「願い」のバロメーター。
願いに出会うための選択肢として、「ともにいる」選択を。


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