『組織が変われない3つの理由』を読み始めた
今日はずっと、この本を読んでいた。
#月刊コーチング 1月号のおすすめ本である。
結構分厚めの本だったので、頭から順番に読んでいくのはちょっと諦めた。
「はじめに」と「おわりに」を読み、巻末付録のプロセスワークの概要を読み、最終章の「事例編」を読み切った。
理論すっ飛ばしである。
実務の活用イメージから入って、自分の中に問と箱を作ってからインプットをしたかったから・・・と言うのは後付けで、何となくお尻から遡って本を読むのが好きなのだ。
『プロセスワーク入門』や『対立の炎にとどまる』を何度も読んでいるのと、月刊コーチングやチームコーチングで宮本さんから話を聞いているので、ちんぷんかんぷん、ということはない。
組織変革の事例。
かつて組織再編コンサルティングに携わり続けていた僕にとっては、後継や熱感が思い浮かんでくるような事例だ。
部門間の対立、トップダウンのプレッシャー、諦めに満ちた現場。胃がキリキリするような状況で、普段の業務に加えて再編のプラスアルファの仕事に追い回された現場の皆さんの苦労の顔が浮かぶ。
具体的な打ち手を読み進めながら、深くつっこんで知りたくなる箇所がいくつもあったし、会社組織だけでなく、家族問題やパートナーとの対立に直面しているクライアントさんたちにも案内できそうな内容に溢れていた。
正直、読んでいてめちゃめちゃ面白い。
以前『プロセスワーク入門』を読んでいて感じたような高揚感がある。体感的にやっているコーチングセッション、クライアントさんたちの変容を描写するための概念や言葉に溢れているし、各打ち手の背景構造やロジックが自分の中に整理されていくのが心地良いのだ。
いずれはプロセスワークも学びたいところ。
理論へんのところが七章分まるまる残っているので、読み切るまでは後二日くらいかかりそう。
でも、セッションにも、セッション以外の時間にも、見立てや構造整理をした場の材料整理にも使えそうだし、何より「対立」を過度におそれず、適切に「体験していくべきプロセス」として人生の中に迎え入れていけそうな予感に、興奮している。
4月から働く上で、組織を捉えていくフレームを自分の中に持っておけそうだしね。中小企業も大企業も、組織図の縦も横も触れながらコンサルティングをしてきた経験が、「これから」に活かされてくれそうで、躍動している。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。
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