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大量の内服薬から思うこと

こんにちは、マサラティです。

今回は「内服薬」についてを述べます。

これは、20年くらい前の急性期病院。
消化器外科であった話。。。
(ミステリーの始まりです・・・)

入院される患者さんは高齢の方が多かった。
高齢の方は、病気で受診する回数が多くなっていくので何種類〜何十種類と薬を飲んでいる方がほとんど。

その当時、
「入院時は新しく内服薬を処方するのではなく、
患者さんが持参してきたものを使う。」
という、病院コストを下げる目的のルールがあった。

そこで担当看護師は、
大量の内服薬と戦うことになる。。(^^;)

一包化されていない内服薬を、ホチキスや紙とペンで整理する仕事。
これは、自分達が配薬を間違えないようにするための仕事なので仕方なかったのですが‥。
かなりの時間を要するので、残業になることも
多々あり。
(これについては、数年でルールが変更。
薬剤師さんが介入したり、新たに処方し直す方法となった。)

そんな大量の内服薬は、手術前の絶食期間に
全て一旦中止となる。

大事な薬は、点滴や注射などで必ず投与されますが、ほとんどが中止となる。

そして手術後に、必要と思われる薬のみ内服再開。
1~2種類くらい。

ほとんどが、中止したまま退院となる。
(内服薬は今後どうするのかについては、
かかりつけ医の判断となる)


あれ???
ここで、私が純粋に疑問に思ったことを述べます。

「あの大量の内服薬は、1ヶ月以上も飲んでないけど本当にいいの?」

「内服していない間、患者さんは何ともない。
あの大量の内服薬は一体なんだったの~??」


場所は変わって、今度は高齢者施設にて。
そこでは内服薬の管理が、看護師の大切な業務となります。

同じく、入居者さん1人につき大量の内服薬。
病院とは違い、内服中止となる機会はないので
ひたすら大量の内服薬と戦う日々。
処方後の確認~準備~日付確認~投与など、
内服薬に対して、莫大な時間が費やさる。

食堂にて、1粒内服薬が落ちている事故が多い。

介護中に口から溢れて落としてしまったか、
又はご自身で飲む際に落ちたものか‥。
(介護無しで、お渡しすると自分で飲める方もいるので)

そんな時、誰のどの薬か内容を調べ、飲んで無い方の体調の確認をして、医師に報告。
事故報告書を看護師が作成し、施設長に報告。
そこで残業となる(^^;;

まとめ

まず、大量の内服薬は1ヶ月とか中止にしても
身体には何とも無かったという事実を
私は見てきました。

医療はビジネスとはいえ。

必要のない薬をずっと飲み続けているという実態について、誰がどのように介入すれば無くなるのか?ということ。
無駄な内服によって、無駄な業務が増える。

処方する医師が悪い?
飲み続ける患者さんが悪い??
お互い色々と言い分はありますよね。

この薬が無くなったらどうしよう!!
という不安な気持ち。
否定はしません。

しかし、
飲まなくても実は大丈夫だった‥なんてこと
が真実だと知ったら、
問題なのは「不安な気持ち」の方です。

どんな薬でも、「副作用」があります。
私も痛み止めやアレルギーの薬を飲むこともありますが、「飲み続ける」ことはありません。
自分の身体の反応と相談します。

本来の健康と、健全な医療現場を目指すには。

「大量の内服薬」は必要ありませ~ん!!!

私の中の答えです。

それではまた!!

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