人と比べない。でも1番は目指したい。というのは両立できるという話
昨日のnoteでは、掛け算を意識して人と比べることを辞めたという話をしました。今日のnoteはそのつづきです。
人と比べない。でも1番は目指したい。
昨日の話も今日の話も、僕の根底には「他人と比べて生きるのは損」という考えがあります。たとえば僕が今どんなに足が速くたって、現役の陸上部の人たちには敵わないし、その陸上部の人達も日本代表選手には敵わない。ましてはその日本代表選手ですらウサイン・ボルトには敵わない。そしてウサイン・ボルトのタイムを抜く選手はいつか必ず現れる。常に自分が「人よりも速い存在でありたい」というキモチでは、心はいつまで経っても満たされないように思います。もしかしたら日々誰かに抜かれる恐怖に怯えて暮らすことになるかもしれない。それはもはや、夢を追いかけているようで他人に自分の人生を支配されているようにも思える。
ウサイン・ボルトになる前に宝くじに当たってる。雷に打たれてる。
スポーツも勉強も何もかも、自分がいくら得意だとしてももっと上がいる。これは1つの分野で70億分の1の戦いをしているからです。「誰よりも速くなりたい」と願い続けたとしても、69億9999万9999人は誰よりも速くなれない。誰しも皆平等にチャンスがあるとしても70億分の1。
かたや宝くじに当たる確率はたしか約1000万分の1。雷に打たれる確率も約1000万分の1です。それ故のこの挑戦的な見出しです。笑
妥協は許したくない。僕はどうすればいいんだ
途中で妥協できるじゃないかという人もいると思います。何も1位にならなくても。70億分の1は極論だと。
でも「だれよりも速くなりたい」って本気で思っているなら、妥協はしちゃダメだと思います。どんな目標でもひとつこうなるって決めたら妥協はしたくない。僕なりの哲学です。
しかしここで軽く矛盾が生じます。
人と比べる人生では幸せになれない。でも1番にはこだわれ。
僕は何度もいうように「欲張り」です。どちらかのためにどちらかを捨てるという発想が大嫌い。できることなら同時並行ですべて実現したいと思ってしまいます。
この答えを解決してくれたのが藤原和博さんです。
藤原和博さんの「100万分の1」の理論
当時僕がみた動画は見つけられなかったのですが、ここで紹介したい内容は↓の動画に内包されています。
(42分18秒から。話の流れもしっかり観たい方は30分45秒くらいから)
ここで語られている「100万分の1のレアカードになる方法」がすごいです。その方法は↑の動画で非常にわかりやすく丁寧に解説されていますが要約すると、
・1つの分野で100万分の1の存在になるのは超大変
・でも「100分の1」なら「1万時間」をかければどんな人でも分野でもなれる
・3つの分野で100分の1になればほら、100×100×100=100万の1。だから誰でも100万分の1の存在になれる
・しかもその3つの分野はできるだけ「離れた」分野がいい。三角形を大きくする
こんな内容です。つまり1つの分野にこだわらず、全く違う分野との掛け算で考える。
一気に視界が晴れました。とても感動したのですぐさま本屋に走り、藤原和博さんの著書を片っ端から購入。15冊くらいを1週間で読破しました。
独自の掛け算を作ればオンリーワンかつナンバーワン
自分と同じ経歴を持っている人がこの世に1人もいないと断言できるくらいユニークなキャリアを作ろうと思いました。2つの挫折を経験した大学1年生のときです。
当時は「薬学」しかフィールドが無かった。あとは6歳の頃から大好きなONE PIECEかな。これはまずい。危機感。なので球数を増やす6年間にしようと思いました。
結果、
・ペット
・文章編集
・SEO
・エクセル
と分野が新たに増えました。もしかしたらもっとあるかも。まだいずれも1万時間には到達していませんが、胸をはって「得意です。詳しいです。」といえます。さらに1年後には、
・プレゼン
・洗車
・料理
・ギター
・コミュニティ運営
この5つを新たに得意分野に加えます。これは予定ではなく約束です。必ずやります。結果、僕と全く同じキャリアを歩んでいる人はすでにもう誰もいない。さらにここから掛け算を生むことでさらにユニークになれる。
おかげで本業であるはずの薬学はだいぶ疎かに。。。今になってつけが回ってきています。
「そんなに他のことやってるなら薬学部辞めれば良いじゃん」と言われることもあります。これは本当にたくさんいわれることで、おそらく月に1回はいわれる。僕もそう思ってました。現に本気でやめようとしたこともあります。
でも掛け算の話でいえば、薬剤師の資格は僕にとって必須です。「薬剤師×◯◯」という掛け算、ワクワクしませんか?
当たり前のようにスキルが高く、圧倒的努力ができ、ユニークな人になりたい
ユニーク重視。きちんと地に足をつけて圧倒的に努力する。個人の戦闘力もちゃんとつける。それは前提、当たり前として、ユニークな人生を歩んでいる未来の自分が、そして歩もうとしている今の自分が大好きです。