稽古考18
■ 2002/12/12 「礼について」考 その3
稽古の始めと終わりのあいさつ。「おねがいします」「ありがとうございました」は当たり前ですが、三松禅寺道場では技ごとに正座して礼をする。この習慣は、いつ頃からだっただろう。確か、十数年前、何処かの研鑽会で稽古をした折りに、その研鑽会で行っていた「礼」。同期の南さんと「あれはええなあ~、うちの道場でもああしょうか」と、言う事で真似てみた事から始まったのだと思う。
他の道場すべてがそれをしているのではない。三松禅寺道場もかつては「技を始めす」と師範から号令がかかると、おもむろに技を始め、「技を変えます」と号令がかかると、そのまま隅に戻り、控えるだけでした。今のように技ごとに正座し、礼をする事はありませんでした。
そうすることが絶対の礼だとは思いませんし、各々の道場のやり方がある訳ですが、ともかく、気持ちよく稽古が出来る「きっかけ」である事には違いありません。
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