石川正規

合気道と居合道を研鑽しています。

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  • 合気道稽古考

    20年ほど前から、稽古で思いついた事柄などをブログで書いてきた。自身のホームページを閉鎖したので、「note」を借りて再掲載し、検証してみたい。

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合気道稽古考

20年ほど前から、稽古で思いついた事柄などをブログで書いてきた。自身のホームページを閉鎖したので、「note」を借りて再掲載し、検証してみたい。

    • 稽古考57

      ■ 2006/12/02   稽古風景 郡山道場少年部  郡山道場は広い。広い道場の良さがある。いつもは高学年低学年に分けて稽古しているが、金曜日は低学年から高学年まで少年部37名が揃って一緒に稽古する。最近の稽古のやり方は、互いを二列向かい合わせに座らせ3~5分おきに一列が横にずれ稽古相手を変えている。そうすれば、好きな者同士の稽古が恒常化することなく、違った者同士の稽古が出来る。 自由に稽古させると、稽古相手が固定され仲良しグループ化する。少年部の場合はその良さより、

      • 稽古考56

        ■ 2006/11/16   少年部稽古生からのメール  道場のアドレスに、下記のメールがきた。 微笑ましく、なんだか嬉しくなるような内容。返信よろしくとあった。 『さいきん、左のとびうけみがうまくできません。左右りょうほうともできている人もいるのに。どうしたらできるようになりますか。おしえてください』。と、ある。 返信する。『こんにちは。いっしょけんめい(一所懸命)にけいこすればできるようになります。小学生になると、「右きき」や「左きき」と人によってちがいができてきま

        • 稽古考55

          ■ 2006/08/30  「今どきの・・・は」、などと言うなかれ 扇風機が2台回っているが、やはり暑い高の原道場。2時間の稽古で2回の「5分間水飲み休憩」。武道場の中に水飲み場はないので、水筒持参者以外は外へ出る。 稽古を再開しようと、ふと見ると、高校生がひとり、入り口でかがんで何やらしている。彼は稽古が始まる前にも、着替えも早々に率先してマットを敷いていた。 何をしていたのか想像するのに時間は掛からなかった。入り口の稽古生の散らかった靴を揃えていたのだ。家庭の躾なの

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        合気道稽古考

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          57本

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          稽古考54

          ■ 2006/08/28  「新手考」。郡山道場  足、腰 肘(腕)を柔らかく使う稽古。交差取りから「二教」はよくやる稽古だが、今回は小手廻しを二教とは逆の方向に行う。崩れた瞬間にもう一方の手ですかさず小手を取り「小手返し」。何度かやってみるが簡単には行かない。「難しい」と、ごちる。 が、出来なければ出来ないで、これは悔しいもの。気を取り直して続ける。自身の中心を崩さず、足、腰 肘(腕)の柔軟な使用で相手の崩れを誘うとは心の中の声。以前に奈良道場でやった「崩し」と同じやり

          稽古考53

          ■ 2006/08/10   奈良道場 少年部稽古風景  奈良道場の少年部。体転換を見ていると白帯小学1年生、青帯の2年生も上手く出来ている。少年部は少人数なので、宮城さんの指導が行き届いているのだろう。 高学年の茶帯紫帯なども混じっているので試しに「片手取り四方投げ(裏)」を指導してみる。始めの5分程はぎこちなかったが、そのうち様になってきて、足を捌いての「四方投げ(表)」まで進んで行く。 道場に入ってくる時も座ってひとり一人「お願いします」。退出時も同じく、座ってひ

          稽古考52

          ■ 2006/08/03   平群道場の無料体験稽古   8月3日、平群道場の無料体験会には子供6人、大人2人が来た。助っ人で呼びかけた一般部道場生も(近いところ、遠いところ)合わせて10名程が来てくれて賑やか、一般部1名はその場で入会、出発としてはまずまずか。 アリーナ掲示板にポスターも貼らせてもらえ、これからに期待できそう。「柔軟」から体験開始。大人は後ろで遠巻き、子供たちは「かったいな~」「足、逆やで~」と言われつつも慣れない「柔軟」を一所懸命。付き添いのお母さん方

          稽古考51

          ■ 2005/09/20   高の原道場「稽古通信」 道場生が敷いてくれたのだろう、道場に早い目に着いたのだが稽古マット80枚が敷かれていた。低学年の子どもが「今日は膝行、なん周するの」と、聞いてくる。「(私は優しいから)一周しかしないよ」。 稽古時間3分前なのに少年部、全員正座して待っている。私が黙想すると自然に倣い黙想。白帯と色帯の組み合わせで体転換、長く時間をかけてやる。今日は少年部も一般部と同じ技、体転換から『抑え込み』、『回転投げ』、『入身投げ』。ここの道場は少

          稽古考50

          ■ 2005/09/17  郡山道場(土曜日クラス)「稽古通信」 窓を開放すると涼しい風か入ってくる。少年部、土曜日なのに運動会の練習と3~4人が稽古休み。金曜日クラスと同じ、先週から始めている体転換の稽古も新入会者なんとかこなしている。 体転換から『抑え込み(裏)』『回転投げ』『入身投げ』と続ける。これらすべて捌きは同じである。最後の15分間は、それぞれ前に出て、3組ずつ5分間、気合いを発した技を、休み無くやる。紫帯の3名は、青帯や白帯と休まず相手、2組3組みと連続した

          稽古考49

          ■ 2005/09/16  郡山道場(金曜クラス)「稽古通信」 いつも稽古時間より早めに道場に入る。稽古の始まる時間になっても少年部、まだざわざわ。中には3分前から正座黙想の者もいるのに。「しゃべっとったら 稽古 始まらんぞ~」、と。 新しい会員が稽古に慣れるまではと、体転換の稽古はしてこなかったが、先週から時間を多くとってやっている。色帯と白帯の組み合わせで行う。人数はおおよそ半々。「色帯はしっかり教えてあげて下さい」。 技に入る。「誰か受けをとってくれますか」と待つ

          稽古考48

          ■ 2005/09/15   あすか野道場「稽古通信」  昨日のあすか野道場、珍しい事に少年部、一般部ともほぼ全員出席。しかも、少年部1名、一般部2名の入会者があり久しぶりに賑やか。いつもは敷くのを省略している畳5枚も追加する。(3年間敷かずに置いてある畳が残り15枚)。あと少年部2~3人と一般部3、4人増えれば全部敷くつもりでいる。 小学生2名、一般部2名、重複道場生4名程で始めた道場。始めに手取り足取り教えた小学2年生も今や中学生。一般部に混じって稽古している。昨日は

          稽古考47

          ■ 2005/09/12  三松禅寺道場「稽古通信」 本日晴天、暑い。暦の上では秋なのに、暑い。真夏日が戻って来たようだ。夜の三松禅寺稽古も、これがまた、暑い。 体転換から二教取り、『抑え込み』。交差取りから二教を極め、極めた手を解き『小手返し』。横面打ち『一教抑え込み』。横面打ち『四方投げ』。片手取り(順手)から互いに押し合い、手のひらを返し、内に転回して『四方投げ』。このあたり迄はオーソドックスな捌き、転換、技の指導。 その後、体転換から当て身を入れつつ相手の腕を内

          稽古考46

          ■ 2005/09/03  風景 合同研鑽会とバーベキュウー  恒例の合同研鑽会とバーベキューの集いが9月3日、少年部(生駒武道場)、一般部(郡山武道場)共に行われた。当日はことのほか道場が暑く、一般部は水分補給の「ばて組」が多かったと聞いている。 少年部は始めに『正面打ち』の基本技。「正面打ちは受けるのではなく、充分な入身を心がける」と、基本を体で覚えさす指導。少年部にとって、正面打ちを迎えるのではなく、向かってゆく体捌き(入身)はなかなか難しい。各道場でこの基本を中心

          稽古考45

          ■ 2005/02/26   田辺、道主研鑽会  三松禅寺道場からは8人が参加する。田辺駅到着後、定番となっている海辺の公園にある道主の銅像見学、記念写真。そこは他道場の人たちとも必ず出会う場所。会場に早く着きすぎたのでヨットハーバーの周辺を散策。まだ2月、「寒い」。 道主研鑽会は1時間30分ノンストップ。基本技をみっちり稽古。 【道主研鑽会 研鑽内容】 ■ 片手取り「呼吸法(側面入身投げ)」表、裏。表技は、前足をそのまま相手の後ろへ進め行う。裏技は、「取り」が(外)

          稽古考44

          ■ 2005/02/23  『四方投げ稽古』 考  郡山道場の稽古の折にも気になり言った事でもあるし、先日の寒稽古で多く見られた『四方投げ』稽古。投げに気を取られる余り、相手の体の状態に注意を払わず投げにかかる『四方投げ』は、「受け」の腕が捻れた状態のままでの受身になるので、甚だ危険である。 腕は曲がる方向にたたんでやる。そして自分の頭上から中心線に沿って切り下ろす。敢えて付け加えるなら、自分の腹と足先を相手の背中の方向に転回(転換)させて極めは行う。その過程では、自身の

          稽古考43

          ■ 2005/02/21  独特の『呼吸崩し』 考  いろんな事をするから面白い。郡山道場稽古。上級者は上級者同士、中級者は中級者同士の稽古。2時間稽古の内、30分をそれにあてる。『一切教え会うことなく、ただ黙々と自分の技をする事』と言う。 受けは偏に踏ん張らず、取りに合わせる。合わせると言っても掛からない技は仕方ない、掛かるように自身で工夫する。面白い。と、私は思う。 ○○○さんと「片手取り」の呼吸法を使った(内)転換技の稽古をする。何年振りだろう(道場で毎回顔は合わ