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稽古考34

■ 2005/01/14   いろんな「交差取り」考

交差取りの技。「交差取り一教抑え込み」は腕をそのまま伸ばした高い位置で持たせ、取りも受けも互いに押し気味に、そして腰を捻り(腹を回し)相手を自分の中心に導き、崩す。最近はもっぱら、これが多い。

かつてよくやった稽古は、少し斜めに捌き交差取りした時には、受けの体は崩れている状態、そこから崩したまま、受けの側面から腕を大きく回し抑え込む。よくやった一教技である。

本日に稽古。腹の前あたりで取らせ、面を打つ要領で相手を崩す交差取り。どうしても最近やっている稽古の影響か、持たれた所で動きが止まって、ひと呼吸する。受けの人を見ると、腕を突っ張り力一杯頑張っている(頑張らせている)。その状態から、抑え込みや入身投げ、これには無理がある(実際、崩さずに技をしている)。

『取りがひと呼吸先に踏み込む。これが本日の稽古です』。受けの突っ張りは無くなった(頑張れなくなる)。崩れる。抑え込み、回転投げ、入身投げ、四方投げ、小手返し。基本の技にもってゆく。

四方投げ、小手返しに関しては、崩した後、内転換で変化し技に繋げる応用が必要。2時間の稽古で全て出来ない道場もあったが、要は、先に踏み込む、と言うのが稽古のキモ。崩した後の技の出来には拘らない。


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