稽古考46
■ 2005/09/03 風景 合同研鑽会とバーベキュウー
恒例の合同研鑽会とバーベキューの集いが9月3日、少年部(生駒武道場)、一般部(郡山武道場)共に行われた。当日はことのほか道場が暑く、一般部は水分補給の「ばて組」が多かったと聞いている。
少年部は始めに『正面打ち』の基本技。「正面打ちは受けるのではなく、充分な入身を心がける」と、基本を体で覚えさす指導。少年部にとって、正面打ちを迎えるのではなく、向かってゆく体捌き(入身)はなかなか難しい。各道場でこの基本を中心に稽古している。
次に片手取り『四方投げ』。体転換してからの『四方投げ』も続けてやる。郡山道場などは、ここ二ヶ月で数名の新入会者があったが、稽古に慣れるまで体転換は指導していない。初めてやる体転換に戸惑いつつも何とかついてきている。
折角の研鑽会なのだから新しい技一個ぐらいと、『後ろ両手取り』をする。「わかれへん」「でけへん」と、あちこちから声が掛かる。指導員3人が右往左往。
最後は『突き』からの技、『入身投げ』表技、ぶっつけ本番でも、「受け」の上級生、突きの手を私の入身の腕に絡ませ「飛び受け身」。「おう~」と言う声もちらほら、少年部の刺激になれば、これも、よし。休憩を二度挟みながらも2時間15分の稽古は、通常の稽古の倍の時間。皆、よく頑張る。
午後からのバーベキューの集いは、ここのところ雨に見舞われる事が多かったが、快晴。しかも暑すぎる。恒例の道場長への「水かけ」も普段より長い。稽古終了に際して、「バーベキューでは楽しく、羽目を外して遊んでよし。但し、自分がされて嫌な事は、絶対他人にしてはいけない。水かけは禁止」と言っていたにもかかわらず、である。道場長に水をかける時の子供達の楽しそうな顔をみると、注意も出来ない。子供達にとって、水かけは「自分がされて嫌な事」には入らないらしい。
初めから最後まで何もしない私が言うのもおこがましいのですが、皆様あっての恒例行事だと今回も実感しております。「生駒武道場」「生駒山麓公園野外活動センター」の会場に融通を利かせた段取りをしていただいた辻中指導員、有り難うございました。「いつも感謝」なのだが、準備から最後の後かたづけ迄、少年部のご父母の活躍はこのイベントにとって欠かせないもの。予定通りの始まりと終了も皆様のお陰でした。改めて感謝。
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