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稽古考30

■ 2004/11/09   「合わす受け」 考

入身投げの「受け」に関して、「前足から踏み込む」と言う事でしたが、(私が)時々後ろ足からそのまま踏み込んで受けを取っているようだが、如何。と昨日、道場生が稽古中に聞いてきました。稽古中だったので「その時々によって違う」とだけ応えておきました。

改めて言うと、相手(取り)の状態、つまり相手がどれ程自分を中心に転換するか、或いは、小さい(少しの)転換なのか、大きな(多くの)転換なのかで変わると考えている。

原則では先述(「入身投げの受け」考)の通りなのだが、例えば、相手が表技のように殆ど転換せずに投げを切り返してくるような時、「受け」は(前)足を進める余裕はないでしょう。また、小さめの転換も描く円が小さく、前足より後ろ足が先に出てしまう。

大きく流れるような転換では、当然「受け」は大きく前足を遅れずに踏み込めるし、技の流れを合わせ、つくる事が出来るのではないだろうか。

ピクチャ 9


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