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稽古考54

■ 2006/08/28  「新手考」。郡山道場 

足、腰 肘(腕)を柔らかく使う稽古。交差取りから「二教」はよくやる稽古だが、今回は小手廻しを二教とは逆の方向に行う。崩れた瞬間にもう一方の手ですかさず小手を取り「小手返し」。何度かやってみるが簡単には行かない。「難しい」と、ごちる。

が、出来なければ出来ないで、これは悔しいもの。気を取り直して続ける。自身の中心を崩さず、足、腰 肘(腕)の柔軟な使用で相手の崩れを誘うとは心の中の声。以前に奈良道場でやった「崩し」と同じやり方だと思い出しながらの稽古。

結局は納得のゆくようには出来ず仕舞い。「逆小手回し」を自分の方に引き付け過ぎても相手の方に流れていっても、位置が高すぎても低すぎても、相手は崩れない。

やり方を見ていると、親指から廻してゆき指全体を相手の手首に廻し、手のひら全体が手首に吸い付くようになる。そして、受けの体は手首から肩、上体から腰にかけて捻られ崩れてゆく。「新手」と紹介されたもの。『交差取り(逆回し)二教 引き落とし』技。今回は引き落とすのではなく、小手返しに持ってゆく。

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