稽古考40
■ 2005/02/09 応用『二教技』 考
三松禅寺道場で変わった技をする。袖をつかませ、当て身から捌き、上腕に取られた相手の腕を大きく振りかぶり(手刀を振り下ろす要領で)斬り下げる。「受け」は『小手』が廻されているので、殆ど『二教極め』の状態、抑え込まれてしまう。呼吸を合わせているので、確実にうまく極まる。応用『二教技』である。
説明をうけている内に、『肩取り』で似たような技があるのに思いあたる。受けの脇下に大きく手刀(腕を)を差し入れ、転換しながら手刀を斬り下ろす。『肩取り』の場合は転換し斬り下ろした時、「受け」の腕は棒状になり、極めた腕は「取り」の肩に乗り留まる。これは『六教肘極め』のような技。これらは、すべて応用技なのであろう。折角だから、本日の技に名前を付ける。『袖取り二教、斬り下ろし抑え』
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