稽古考29
■ 2004/10/30 「新技」 考
交差取り稽古、いつもの「二教」極めと違い、手(手首)を逆に返し相手の体を崩す、そして後ろに引き倒す稽古。稽古生が「これは何と言う技ですか」、と頻りに聞いてくる。が、私は知らない。おもしろいので、通常やる「二教」と併せて、腰の使い方(の違い)を繰り返し稽古する。
翌日のあすか野道場でもやってみる。この時は、引き倒しだけではなく、その他、相手を崩した後、肘の裏側(曲がる方向)を抑え込む応用もやってみる。要点は、腰(腹)を充分ひねる事が出来るか、それによって相手を崩せるかどうかである。
技に名を付ける。相手の「小手」を(逆であれ)回しているのだから、これも「二教」である。そして、相手の体を崩したあと、後ろに引き倒せば「交差取り(逆回し)二教 引き落とし」。相手の体を崩したあと、一歩下がりながら肘の裏側を下へ抑えるのは「交差取り(逆回し)二教 抑え込み」。