都市経営プロスク_Agroupオンラインゼミ⑥
都市経営プロフェッショナルスクール、いよいよ今週末が開講式となりました。北九州は小倉に、数十名の同志が集まります。メンバーは県や市町村の行政以外にも、NPOやデベロッパー、広告代理店など多様な民間事業者がいらっしゃるようです。
私のような地方の設計事務所の人が参加するには、ちょいビビりですが、今の段階ですでに参加させてもらってよかったなと思ってます。
このスクール、開講前のワークがめちゃめちゃあります(笑)
これやってたら院に入れるでしょってくらい普通に。
…まぁ、私は宿題の消化率が非常に遅くてアレですが。。。
それよりなにより、面白いのが班分けシステム。
開講前に複数のグループに分けれられるのですが、そのメンバーでのWEBMTGが開講前からスタートします。で、それぞれが現状で検討しているPJや都市課題、業務上の悩みなんかをアウトプットすると、みんなからフィードバックもらえるということが起きています。
これが、すんごくありがたい。
自分の頭で考えていると、ニナニナニナニ…迷走台風になったり、やみくもに不安に思ったり。そこに、客観的に違う立場の人がコメントをくれます。
ホント、行政と民間が混ざってるのがとてもいい。視点が全然違うから、目からうろこがたくさんある。
前置き長くなっちゃったけど、昨日はそのAグループの6回目のゼミ@ZOOMでした。ちょっとだけ振り返り。
愛情あるグループだなぁ・・・
(宿題ダントツやれてない)自分も構想中のPJについて初めて発表させてもらいました。まだ、ちゃんと整理できてないけど、行政の視点、判断基準を知るのはほんとに大事だなー!っと。
「子ども・若者の場」をテーマにしているんだけど、この対象者ってともするといわゆる「福祉」だから、事業をやってもお金が生まれにくい。田舎の自治体はお金に困っているので、やれたらいいよね~レベルでは実現できない。
じゃぁどうやったらできんの?を、人や事業の組み方のリアルな勉強をするのがこのスクールなんだなと、改めて気が付きました。
ちなみに、私の取り上げている都市課題としては、
①学生、若者の居場所がない
→高校が4つもあるが、チャリ圏内に居場所がない。
②部活の地域移行がうまくいっていない。
→教員不足。そもそも定員割れに近い。地域は要望は出すが、人・財源を出せない。
③文化に触れる場所がない。
→
これらに対して、学生・若者にわくわくに出会える場をつくりたいというのが検討中のPJの目的。で、頂いたフィードバック。
・各学校の特性・データの分析が必要
・近隣のその他の子育て関連施設の事業と予算規模の把握
・まちの動線からのエリア設定はいいかも
・公共が新たに、ハードの面積を増やすのは至難。全体で考える。
・対象は、小中の方が事業としては成り立ちやすいのでは。
・アレを壊すなら、〇〇が●んでいるかどうか。
まだまだあったんですが、まぁ、普通に自分の仕事だけしてたら絶対に考えない視点ばっかり。
うれしいなぁぁぁあぁぁ。 だいぶヤル気が出てきました!
さて、自分のことばかり書いてしまいましたが、他に3人の方の発表もありました。それぞれ、電鉄会社の方と自治体関係の方2名。
関西地方の鉄道会社の森田さんがトップバッター。公共交通と高齢化は、全国的にこれから訪れる大事な都市課題。
山林を走る地方の鉄道会社は、その維持経費にも頭を悩ませているため、
それらをどう複合的に改善できるか、というリアル問題。
一見、電鉄会社の内部課題のようにみえるけど、実は交通インフラは都市の重要基盤。自治体や沿線住民との関係づくりや、事業化の検討が課題になりました。
また、新潟方面のある自治体の佐藤さんは、
地下街の維持と運営をテーマに。旧市街地の流動性の鈍さと地下という特殊な条件における改修コストの面から、持続可能なラインを探っています。ダウンサイジングも含めた幅の広い検討が必要となるため、専門プレイヤーも必須になりそうです。
千葉方面の自治体の西山さんは、
いわゆるベットタウンにおける昼間人口および地域経済の活性化をテーマに。
駅前における事業の内容の検討もさることながら、ターゲットがどこで、事業と単価設定をどう考えるかという内容で盛り上がりました。
・・・・てな訳で、20:30に始まったMTGが終わったら24:00 ちょっと頑張りましたねw。
短時間だけど、研修初日のフィールドワークの視察先やスケジュールの検討もされました。
これこそ、流石プロ集団。なぜなにに、どのくらい時間をかけていいか。ホント勉強になりました!
他人の事業プランにも真剣に考えてくれる仲間に感謝!! でも、まだリアルであったことないんだけどw。
今週末リアルでお会いできること楽しみにしております!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?