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Wixの多言語(マルチリンガル)対応には、コツがいる。
毎週金曜日更新のnote。
今回は久しぶりにWixの機能についてご紹介です。
Wixとは
WixはノーコードでWebページを制作できる老舗のツール(サービス)です。無料でのプランもあり、テンプレートから作成するならあっという間にサイトを公開することができます。
以前はパスワード制限について、noteを書いています。
Wixの多言語対応(マルチリンガル)とは
サイトコンテンツを閲覧してくれるユーザの言語にあわせて表示できるものです。「マルチリンガルダッシュボード」で言語を選んで設定する必要はありますが、150を超える言語数に対応しているとのことですので、おそらく必要とされる言語はサポートされているのではないでしょうか。
Wixのマルチリンガルの初期設定
基本、サポートセンターの記事の通りですが、まず、サイトのメイン言語を選択するのをお忘れなく。
というのも私、何を勘違いしたのか、最初ページの「メイン言語を英語」にしてしまい、「日本語を第二言語」として追加しなければならなりました。
マルチリンガルをONにするには「エディタ」または「App Market」から設定をすることができます。いずれも「マルチリンガルダッシュボード」で管理することになります。まだやったことがないのですが「EditorX」でも今後試してみたいと思います。
Googleの自動翻訳をつかうことができる
Wixの「マルチリンガル」ではGoogelの自動翻訳を使いつつ、記事の翻訳(修正)を自身で行うことができます。自動翻訳できる単語数(できないものがどれだけあるのか)を確認することもできます。
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サイトにブログが有る場合はマルチリンガル設定に注意が必要。
とあるお客様で、お知らせとしてサイトトップページにブログタイトルを表示させていたのですが、後日マルチリンガルの設定をすると困ったことがおきました。
マルチリンガル設定では「URL構造」の設定に注意が必要
基本的な設定では、マルチリンガル化することでブログのURLが
mysite.com/en/post/記事
となります。
トップページにとある制御をいれてお知らせ記事をだしていると、
mysite.com/en/en/post/記事
なんとこんなことがおきてしまいます。
自動で/en/en/とサブディレクトリが追加で設定されてしまうため、これを回避しようとするには以下の方法があります。
URL構造を変えてみる
今回私達が対応したのはWixで自動推奨される「サブディレクトリ」から「言語パラメータ"mysite.com/?lang=en"」への変更です。
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これにより実際の記事は
mysite.com/post/XXXXXXXX?lang=en
となりトップページからも正常に投稿記事が見られるようになりました。
Wixは多言語サイトの運用に向いている。
Wixは多言語化に向いているツールだと感じています(容易に多言語化できる)。
容易に多言語化できる(自動で色々設定してくれる)がゆえに、既存の日本語ページで設定していた事項をよく確認し、対応が必要となります。
Wixをはじめ、ノーコードツールでサイトを制作されている方、
自社内でサイトを運営されている方、
お困りの場合は、一度お問い合わせください。
なにかヒントになることをご提示できると思います。
今日のnoteはこれくらいで。また来週!
書いた人:岡田