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AI検索の進化:GoogleのAI OverviewsとPerplexityの広告戦略

夏の甲子園(全く見てないのですが)、京都国際高校が優勝と、眼科の待合室でみました。優勝おめでとうございます!
京都国際ときくとマンガミュージアムがうかぶ、そんなナカノヒトです。

さて、AIを活用して業務を効率化する。そんなことがだんだん当たり前になりつつなってきましたが、「検索」においてもAIが活用されています。
ある意味、AIが一番威力を発揮する分野ではないかと思います。

今回のnoteは、GoogleのAI検索機能「AI Overviews」と、AI検索エンジン「Perplexity」の広告戦略について紹介してみます。

はじめに

従来の検索エンジンは、キーワードに基づいて検索結果をリストアップするものでしたが、AI検索エンジンは、ユーザーの意図を理解し、より関連性の高い情報を提供することができます。

Google AI Overviews

Google AI Overviewsは、Google検索の結果を利用して、自動的に検索結果のサマリーを生成する機能です。従来のAI検索エンジンとは異なり、既存の検索結果を利用するため、不正確な情報を生成する可能性が低くなります。

AI Overviewsは、すでに米国で成功を収めており、これまで日本ではLabsの試験的機能として存在していました。
現在は日本を含む他の国々にも展開されてきています。

ただ、このAI要約であるAI Overbiewsは引用されているサイトの表示はあるものの、サイトへのアクセスは減る可能性もあり、広告ビジネスが主体のGoogleとしてどうなんだろうという気がしてなりません。
AI Overviewの導入で、サイトへの流入量は減ると考えていますが実際のところどうなんでしょうね。実に気になるところです。

Perplexityの広告戦略

Perplexityは、AI技術を活用した新しい検索エンジンです。
私個人としては、Google検索よりシンプルに知りたい情報を返してくれるので最近はこのPerplexityを検索では使うようになりました。

Perplexityは、広告掲載を開始するとCNBCが報じています。
そしてその料金プランを明らかにしました。
Perplexityは、1,000回の広告インプレッション(CPM)あたり50ドルを請求します。これは、標準的な検索エンジン広告よりもはるかに高い価格設定です。Perplexityは、ユーザー層が裕福で教育レベルが高いことを強調していますので、ターゲットが違うということを示しているようです。

シンプルに検索ができ、その結果が得られる(広告が表示されるわけではなく)ことをメリットとして感じて使っていました。
有料版だけではなく、一定の信頼できる層への広告での訴求。広告収入を視野にいれた収益構造を目指していくのでしょうか。

先述のGoogleのAI Overviewで広告収入への影響がまだわかりませんが、Perplexityの広告掲載方法がどのようになるか、またその結果、今後の検索エンジンにおける広告掲載の方法の変化など、今後の動向が気になるところです。

以上、今週はPerplexityの広告掲載の報について思うところを書いてみました。


書いた人:岡田


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