一緒に復活したもの
12年子育てしてきて、一番苦しかったのは去年一昨年だったのだけど。
長女が未満児と呼ばれていたころも、まあそれなりに苦しかった。
その苦しかった時を、一緒に乗り越えて笑い飛ばしてくれた友達の多くとは、引っ越しとコロナですっかり疎遠になったのだけど、数少ない今も頻繁に連絡を取る1人が、この度関東に戻ったというので、仕事も暇になっている今がチャンスと、会いに行ってきた。
待ち合わせした改札で、6年近くぶりなのにすぐに私を見つけて声をかけてくれて、うっすら涙ぐんでくれたことに感動した。
私が会いたくて来ただけなのに、こんなに喜んでくれるなんて!
子どもたちのこと、家族の事、自分の事…あっという間に過ぎ去った数時間と、「またね!」に、武道館で再開した別の友達の顔が浮かんだ。
彼女とはママ友じゃなく友達になれたんだと、今更実感した。
そしてちゃんと私にも友達がいるんだと、そのことが嬉しくなった。
帰りの新幹線の車内さえ、一人なのに楽しかった。
いろんなものが、私の足を重くしていたのだけど、コロナででかけられないのがあたりまえになって、その足の重さにも気付いてなかった。
だけどもう、大丈夫。
足の軽さを思い出したから。