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笹をちらちら碁石もようの蝶
8月の下旬、高原へ続く道を車で走っていると笹まわりをたくさんのシジミチョウがちらちらしているのに気づきました。笹といえばのゴイシシジミです。
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この蝶は幼虫も成虫も笹などにつくアブラムシのコロニーを生活の場にしています。アブラムシの発生に大きく影響することから毎年同じ場所で見られるとは限りませんが、たまに台風などで拡散し思いがけない場所で発生することがあるので油断できません。
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たくさん飛んでいる場所で笹の裏を見ていくとゴイシシジミが止まっていたりします。
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メスはオスと違って翅に丸みがあります。
脚の周りにはたくさんの毛で覆われているのですが、アブラムシのコロニーに入り込んだときにアブラムシのワックス成分が脚に付着するのを防ぐ役割があるのかもしれません。また脚先は黒く、まるで靴を履いているかのように見えます。
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この日もたまたま見かけなければ存在に気づかなかったかもしれません。またゆっくりと撮影したいです。
2024年8月