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二次創作の話6
恋人初夜
かの有名なカンチャナブリーの夜の出来事を書いてみました。
「これまでとは違うぞ」
「へぇ、試してみようかな」
この挑発的な会話で、我々はこの後どんなめくるめく「これまでと違うナニか」が始まるのかと、思わず正座してしまいましたよね?
ところが、いい感じのところで結局、朝チュンだったじゃないですか。
まぁ、そりゃそうですけどね・・・ドラマで最初から最後まで実況するみたいな映像は流しませんよね、AVじゃあるまいし。
WinTeamの、というかWabiSabiの「後は視聴者が自由に考えてくれていいよ!」的な、ぶん投げ方を好意的に受け止めさせて頂いて。
「OK!勝手に創作したよ!」って感じです(笑)
で、問題は「何がどうこれまでと違うのか?」ってことですよね。
Pixivのあとがき(?)でも書きましたが、本として最初から順番に読まれた方には解って頂けると思うのですが・・・。
このお話でWinは初めて素直にTeamに「可愛い」と言います。
今までもずっと可愛いと思ってはいたのですが、心で想ったり独り言で呟いたりするだけで、Team本人に向かって言うことはありませんでした。
というのも、「愛してる」と「可愛い」は非常に近い感情の伴った言葉だからです。
「可愛い」には色んな意味が内包されています。私たちヲタクの推しに対する「可愛い」にも、色んな愛情が込められていますよね?それと同じです。
Winの言う「可愛い」には、
・構いたい、世話をしてあげたい
・傍に居て欲しい、支えてあげたい
・見た目も性格も好き
・守ってあげたい
・自分の全てを賭けられる存在
・強い信頼関係で結ばれたい
みたいな感情が含まれていました。
あくまで私の考えているWinの「可愛い」ですよ!
両想いを確認できるまで、WinはTeamに直接「可愛い」を言わない。
1作目の「最悪な朝」を書いたときから、これは私の中でのルールでした。
こうして、いざ両想いえっちとなると「ナーラック(可愛い)」がダダ洩れのWinが誕生しました・・・(笑)
これ朝までナニしながら延々「Team、ナーラッ♡愛してる♡」と言い続けたに違いありませんね。恋って凄いな(笑)
もう一つ、このお話で初めてTeamにさせたことがあります。
それは自分からWinを誘う行動と発言です。
これまでのTeamはWinとは身体だけの関係だと思っていました。Winからの好意をなんとなく感じるものの、いまいち愛されている確信が持てなかった。
なので、Winに誘われれば応じるけれど、行為中も自発的な発言や行動はしませんでした。
しかし両想いだとわかり、「恋人になってくれ」という言葉に頷いた後、Teamは「自分もWinを欲しいと思っている」気持ちを素直に伝えるようになります。時には言葉で、時には行動で。
だってTeamだって男の子だもん!性欲くらいあるよ!なんだったらヤリたい盛りじゃん!
これまではWinから求めて、素直に応じるだけのTeamに「本当はイヤだったか?」と少し迷いのあったであろうWin。
(迷いがある割にかなり求めまくってて、ホントこいつは・・・)
この夜の自発的に求めるTeamには驚きと喜びに満たされたことでしょう。
そんな訳で、このWinとTeamに課した私のルールが偶然にもドラマの中の「これまでと違う」にぴたりとハマって、このお話の元になりました。