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無駄なことに思いを馳せてそれだけを摂取して生きていきたい

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最近の記事

さくらについて

暇になったら扇町公園に行くのがいつものルーティーンになってきた。正直に楽しくなかったら帰れば良いのにそれでも何故か帰らない。 扇町公園に行って楽しかった記憶はあまりない。いつも行くのは夜だったけれど、今日はもう暇になってしまった。まだ昼なのに。昼の扇町公園は人が多かった、しんどかった。暇で楽しくないと自分が感じているこの空間に、たくさんの人が何かの楽しみを持ってこの場所に集っていると思うとしんどくなった。 桜がほとんど満開だった、 私が経験したことのない公園お昼イベント

    • ぱんだ

      パンダって可愛いらしい。 かわいいと思って見に行ったら、可愛くなかった。 白と黒の熊だった。 それでもパンダってどうしても可愛くなる。 いちごは美味しい。 いちご味とはまた違うみたいなことですか? パンダがゴロゴロしていたらかわいい。 パンダが笹食べてたらかわいい。 パンダがもし何もしていなかったら? それは可愛くないんじゃない? 中国から年俸1億円で日本に来ている外国人助っ人パンダ氏は ゴロゴロして、笹を食べて応援する全ての人を笑顔にしている。 何も

      • ピアス

        だるいって無敵? だるそうな彼は、一瞬にして虜にさせる何かを持ってる。 休日のお笑いの朝は早い。9時30分から寄席が始まる。通勤と同じ時間に、ほぼ一限に行くのと同じ時間に家を出る。どこが休日? 漫才師、出囃子とともにスーツにネクタイ。それがかっこいいみたいなとこある。面白いに本気をかけている。その言葉だけでかっこいいみたいなとこある。 4組目 金髪ピアスの彼と黒髪のジャケットにneedlesパンツの彼はだるそうに出てきた。眠いですね〜から始まる漫才。いかにもだるそう

        • ブラック

          頭の上にブラックホールがある。 ちょっと前まではホールの先は青だった。 気づけばブラックになっていた。 私の上にはちょうどドーナツ型の屋根がある。 日が暮れるのを見届けた。 穴があったら入りたい。ブラックホールに飛び込んだ先には何があるの? 何があって欲しい? 無駄なものを永遠と消費できる場所が欲しい。 かわいいだけの人形と、かわいいだけのミニチュアとかわいいだけのガチャガチャのおもちゃ。 いっときだけのかわいいに想いを馳せて そのかわいいを消費できる人に

        さくらについて

          集合住宅

          私、集合住宅に目がないねんな。 その言葉がずっと片隅にあって、集合住宅を見ては彼女を思い出す。 コーポとか、ハイツとか、メゾンとか、マンションとか意味わからんくない?? 何がちゃうんやろな。 確かに。そういう彼女はハイムに住んでいた。 気にしたことがなかった私は集合住宅に憧れをもつ一軒家住み。 あの名前って誰が考えてるんやろな?私が建築士になったら考えれるんかな? もし集合住宅の名前つけれるなら私建築士になりたいねん。 それぐらい好き。 あのな、外観に合って

          集合住宅

          花見に行った。桜は散った。それは花見なのか? 花見の醍醐味はわいわいすることらしい。だけど2人だったから、落ち着いてレジャーシート敷いて話をした。 花散ってたけど、花綺麗だったのかなって話しかしなかった。 醍醐味のわいわいをせず、心の中で想像の花を見た。 どんな花言葉知ってる? 果物の種を植えたらその植物の花が見れるよ。 おばあちゃんってなんで花好きなんだろうね。 花の話題は気付けばすごく盛り上がった。 お互いに目線を合わすことなく、目の前のコーヒーとサンドウ

          空きスペース

          他人の日記はわざわざ読まない。 買った雑誌に載っていたら読む。 買ったものの値段にそれが含まれているなら、ページひとつひとつしっかりと読む。 毎日どんなルーティーンを送っているかは知らない。けどきっと自分と同じ場所にいても違う感性を持っていて、違う文を書くことが面白いな。と思う。 大好きな文と出会う。 天気が良かったが、集合場所は影だった。 何が好きか分からないことがすき。みたいな、すごく味のある文だった。 天気が良くて、晴れの日、集合場所が日向であったら。気分

          空きスペース

          関西弁

          流行り廃りがあるよ。 関西弁は流行りじゃないよ。 流行りじゃないってことは、廃りもないってこと。嬉しいね。 流行りに乗っているとき、これがまたダサくなる時代が来るんだろなあと思うだけで腹が立つ。今が全く面白くなくなる。 廃りがないよって言われたら、嬉しいね。 彼はいつも音楽が好きだ。 しんどい時も気を紛らわすために楽譜を見ている。 でも吹奏楽部には入っていない。彼は、気分の流行り廃りで行動していないから。 廃りがない彼は趣味で楽譜を取り寄せて楽譜を見ている。

          多数派

          マイノリティがマジョリティみたいな顔すんなよ〜。と言う言葉が彼女の口癖だったみたいだけど、それはいちいち胸を刺す言葉だった。 今にも座右の銘は、マイノリティはマイノリティらしく。マジョリティはマジョリティらしく。なんですか?ときいてしまいそうだった。 ちなみに座右の銘ってないなぁ、なくてもここまで生きて来れてるし。座右の銘のことを知らない子(一人称がうちの子)に、座右の銘って何?ってきいたら、うち!って言ってたし知らなくても生きてこれるんだ〜って思いながら生きてるな。

          疲れていて特に何の気力もない時でも人間は選択を迫られる 困った生き物だ。 疲れていてもお腹は空くし、喉は乾く。当然選ぶことに気力を使うのも嫌なので、気づけば前の人が買っていたものと同じものを手にしていたりする。 こんな時に抹茶ラテ? 家に帰って、息つく暇なく脳が正常な動きをした時、自分の購入品を見て後悔した。今日の後悔は早かった。 緑って心安らかになる色じゃないのかよ。 カフェとかで飲む抹茶ラテは最高に落ち着くのに今は違うのかよ。 と思った。 抹茶ラテは忙しく

          end

          映画を見るのは根気がいることのようで、本みたいに読みたい時に読むみたいなことが出来ないので少し抵抗がある。 すぐ人を二極化するでおなじみのフワちゃんは お母さん尊敬する派? しない派?と聞いていたけど 私だったら映画のエンドロールじっくり見ちゃう派?見ない派?って聞きたいなぁと思った。 エンドロールに身内がいたら、その映画絶対見に行くよね。エンドロール必死で見ちゃうよね。私はなんにも関係ないのに見ちゃう派。 りょうすけ。 エンドロールに流れる名前なのに、本名を書か

          オチ

          終わり方が分からんから助けて〜。これはめちゃくちゃあるあるな事だ。 オチを大切にしているからこその悩みなのかもしれない 映画でも本でも文章でもなんでも締めが大切という概念に囚われすぎて、毎回終わり方が分からなくて助けて〜と唸っている。 最近のコンテンツの面白みに欠けているところはyoutuberが決まって言う高評価とチャンネル登録を促す超ありきたりなオチだと思う。すごく自分にとって心残りなのだ。 あれだけ編集技術を持っている方々の集まりなのに、独自のやりたいオチにせず

          紙飛行機

          パーティ会場で、大人たちがスピーチをしている。 その間、見ている人たちは、紙飛行機を飛ばす。 みんな目がキラキラ輝いている。 小さな頃、紙飛行機を作って飛ばした。鶴を折るのは正解の形があるけれど、紙飛行機にはなかった。折り方によって、早く飛んだり、すぐに落ちたり、飛行機の形はなんでもありだった。なんでもありに心を弾ませて、紙飛行機を作った。 親に向けた手紙も点数の悪いテストも、なかったように全部紙飛行機にして飛ばした。ちょっと悪い気もしたけど。 ここでは正当化されて

          紙飛行機

          思い出

          いとこを書いたらイトコになる。 他人のようで他人じゃないよね。君にとってはいとこだけど、私にとってはイトコ。 文字にしたらいつもイトコはイトコだ。 人生で心に残ってる出来事ベスト3をあげてと言われた。 家族で沖縄に行ったこと。 イトコのピアスが一つ増えていたこと。 部活で優勝したこと。と言った 思い出に、二親等、三親等は入らへんねん!とブチギレられた。思い出は他人と刻むものやから、身内と刻むものじゃない!と怒られた。 その時から、完全にいとこはイトコになった。 身

          比喩

          広い海を見た時ぐらい悲しいです。 もし友達が死んだら。そう書くかな。と言っていたのが不思議で仕方なくて。 決して、言葉が達者なわけでもないし、かと言ってめちゃくちゃアホだから比喩が苦手なわけでもない。 だけど、そんな人から発されたよくわからない比喩が頭の中を駆け巡る。 広い海を見た時ぐらい悲しいです 海を見たら嬉しい気持ちになる?悲しい気持ちになる? それが狭い海だったらどうなの? 広い海だったらどうなの? 海見た時、どんな感情か表せないけど、嬉しくも悲しくも

          カタカナ

          上を向いて電線を見つめることがよくある。 家の窓の外から電線を見つめることがある。 電柱も電線も地下に埋めてないこの日本が、もう後何年かしたらなくなってしまうのかと思うと少しだけ寂しい。 ピント張った電線が電柱の近くになると結ばれていくつかの丸をつくる。その丸を何故か見つめてしまう。 トマソンだ。 なんでもないようなことを見つけては「トマソン」やなぁ〜。と思うようにしている。特に意味なさそうでも、意味があるから存在しているんだ。と思わせられる。こんなにふわふわとした

          カタカナ