【中学社会】学校とは少し違う時差計算の方法⓪
⓪では時差計算の前提からお話します。
15度ごとに1時間の時差が生じるのは知ってる、経度差÷15で時差出るのも分かる、という人は②の記事をご覧ください。
そもそも経度(けいど)、緯度(いど)って何?
→地球上のとある場所を表すときに使う住所のようなものです。
例えば、教室でどこに自分の席があるかを説明するときをイメージしてください。
「窓の近く」というような説明ではなく、「前から2列目の、左から1番目」と言うような、ある地点の場所を説明するときに、誰もが同じ場所を思い浮かべられるような言い方もあります。
このときの「前から○○」や「左から○○番目」のように、「経度」と「緯度」は、地球上のある場所が、どの位置にあるのかを説明するときに使います。
東京駅の位置
経度・緯度を使って、東京駅の位置を説明してみます。
「北緯35度、東経139度」です。
→北緯(ほくい)…緯度は赤道(緯度0度)を中心に、北・南それぞれ90度まで設定されています。(地図の横の線)
赤道から北側にある地点の位置を説明するときには北緯、南側にある地点の位置を説明するときには南緯(なんい)を使います。
→東経(とうけい)…経度は標準時子午線(経度0度)を中心に東・西のそれぞれ180度まで設定されています。
標準時子午線から東側(向かって右側)にある地点の位置を説明するときには東経、西側を説明するときには西経(せいけい)を使います。
縦と横どっちが経度・緯度?
分からなくなったら…
魔法の言葉「ケイタくんとイヨちゃん!」
経度(ケイど)・縦(タて)→ケイタ
緯度(イど)・横(ヨこ)→イヨ
次の記事では、時差が生じる原因から説明します。