トシちゃんファンの男の子
芸能界でいえばコメディアンのダンディ坂野さん、爆笑問題の田中さん、ナインティナインの岡村さん(以下敬称略)あたりが代表でしょうか。トシちゃんファンの元男の子、今オジさん。芸人ばっかりだけど。
並べてみると、なんとなく共通性を感じる。トシちゃんを好きな男性は全国にまぁ何千人もいるだろうから、3人の芸能人だけを見てどうこう言うのは実に安直なのですが、それでも思うところはありますね。
タイプ別にすると以下のとおり。
・ダンディ坂野と爆笑の田中は、芸能の華やかさに憧れている。
・爆笑の田中とナイナイ岡村は、屈折してる。
男の人も、できれば美男に生まれたかったという願望があると思うんです。で、そうでない現実。ダンディ坂野は、憧れの対象に近づきたいと思う気持ちが素直にトシちゃんへのファン心理となっている、と思う。一方、爆笑田中とナイナイ岡村の場合、自身がそう生まれなかった絶望感による羨望で、普通の人の屈折具合だと逆ベクトルでトシちゃんをアンチに見てしまうところを、彼らはひねってひねって360度、拗れた末の到着地でこうありたい対象のトシちゃんを好きでいる、という感じ。うーん、上手く表現できない。こういうのって心理学用語で説明できるのかな。
世の大半の男の子は、自分が美男だろうがそうでなかろうが、キラキラ王子様よりもガキ大将的なヒーローになりたいと思うのではないかと思います。英雄に憧れるのは自然なことだし、王子様志向って恥ずかしい気がするし。
だから男性は総じてマッチ派なのでは、と思っています。好きとかファンとかじゃなくて、強いてどっちかと言えば的な。マッチのこと特になんとも思ってないけどまぁ受け入れられるよ、という感じ。一方、トシちゃんみたいな明るく軽い王子様は反感買ってしまいがちなのではないかと。ウチの身内の40代男曰く、やはりあの「アハハ、田原俊彦ぅれす」といった軽薄さがニガテとのこと。なので男性一般のトシちゃんに対する意識は、なんとなくキライの多数派と大ファンの少数派で構成されていると感じてます。つまり、薄く広く好かれる(=何とも思われてない)マッチと、薄く広く嫌われ濃く狭く好まれるトシちゃん、といったところでしょうか。
そのトシちゃんを濃く好きな少数派に、この3人が当てはまると。トシちゃんは総合ルックスが良くキラキラ感が群を抜いているので、王子様願望と強い外見意識(コンプレックス)を併せ持つタイプの男の子を引き付けるんだろうなと。
もちろん上記に当てはまらない男の子もファンにいたと思うので、3人だけの例じゃちょっと勝手で無理やりな分析ですね。と、いうか余計なお世話。でも昔、クラスにいたのです。この3人みたいなタイプのトシちゃんファンの男の子。あの子どうしているかしら。「薔薇って漢字で書ける?」って、つっかかってきた "かまってクン"。トシちゃんのように輝く青春を送ったのだろうか。ホント、余計なお世話なんだけど。