ブレイクダンサーはブランコ派
慎吾ちゃんとダンプ松本さんが、ある雑誌のお便りコーナーに届いたハガキを一緒に読んでいると、ある女の子から「友だちの輪に入れずいつもひとりぼっちでさみしい」というお悩み相談がありました。
それを受けて、ダンプ松本さんが「私も子どものころ、“一緒に遊んで” って言えずにひとりでうじうじ悩んでたの」と。で、冒頭の慎吾ちゃんの発言でございます。
そう、慎吾ちゃんはブランコ派。やりたいことをやりたいときにやりたいようにやるのです。団体行動が苦手で、学校でもクラブに入っていませんでした。
みんなで何かやるときは、ガキ大将としてリーダー。慎吾ちゃんの地元では、大将になるには頭の良さが重要だったんだとか。
神童と言われたヨッちゃん magazine h 1984
そんな慎吾ちゃんは近所の子どもたちの憧れの的でした。
山の木の上に藁やカヤを敷いて造る「秘密基地」、その場所や木の選定において右に出る者はいないと言われ、築城の天才として名声をほしいままにしていたヨッちゃんこと児童時代の慎吾ちゃん。理想の基地造りを実現するために、きっと独りで製作に没頭していたんでしょうね。
完成した秘密基地の木の上から、山の中をイノシシが走るのをやさしく見守る日々。
慎吾ちゃんを尊敬するダンサー/振付家のTAKAHIROさんも、子どものころは独りで過ごすことが多かったそうです。
でも、そんな時間が振付につながる創造力を促したそうです。
時は流れて新世代、パリ五輪での活躍が期待されるブレイキンの王者も同じように語っています。
SHIGEKIXさんは、ブレイキンが五輪競技に採用されたとき、テレビ番組でしんごさんと共演してパフォーマンスを披露してくれました。まさに、情熱が繋がれていく光景でした。
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慎吾ちゃんたちのように子どものころに独り遊びをするブランコ派が、創造力や想像力を要するブレイキンに向いているみたい。あと、「天才肌」というのはたいてい孤独らしいけど、関係あるのかな。こういった理論があったら是非どなたか教えてください。