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あの冬の熱風 1.17の衝撃 

40年前のこの日、久しぶりに歌番組で慎吾ちゃんを見ました。毎週心待ちにしていた夜9時からのTBS「ザ・ベストテン」。話題曲を紹介するコーナー「今週のスポットライト」に登場。慎吾ちゃんは前年一度もランキング番組に出ていなかったので、懐かしい気さえしました。髪型が変わって、衣装も一風変わっていて『僕笑っちゃいます』の時とは別人のよう。

「ブレイクダンスをウェーブという4人組とやるというのがたいへん評判になっているという。」「ブレイクダンスを踊りたいという方もたくさんいらっしゃると思いますが、なんでも独学で勉強なさったんですって?」
久米宏 黒柳徹子

「それでは、皆さんにお願いしましょう。『涙のtake a chance』」

この時が、まさにこの新しいカルチャーが日本中に広まった瞬間と言えます。前年末から自身のレギュラー番組で歌ってはいたけど、大衆への影響力はやはりベストテンが最強。この3日前の1月14日にCX「夜のヒットスタジオ」でも披露していたようですが、その番組の開始時刻は夜10時と遅いため小学生たちは見ない。小さな子供たちが見てマネしてこその、あのブレイクダンスブームだったのです。

あの時子どもだった私たち。今は皆もうこんな年齢になってしまったけど、あの時の弾けるような不思議な感覚は、私たちの胸の奥底に横たわっています。いつまでも、いつまでも。


いつまでも いつまでも