トシちゃんと聖子ちゃん 慎吾ちゃんと
このシリーズのテーマはダンス系ソロアイドルだったのに、少年隊のニュースを受けてグループなのに前回、前々回と熱く語ってしまった。なので軌道修正を試みたいのだけど、もうネタがない…。そこで、ダンスネタに限らず男性ソロアイドルについて思い立ったことを書き連ねようと思います。今回は、80年代当時噂になった or 仕立てられた「設定カップル」について。
トシちゃんと聖子ちゃん、マッチと明菜ちゃん、これらが有名どころ。慎吾ちゃんとキョンキョン、晃司クンと…誰だっけ?(実際は某不思議系女優)
上記、単なる話題作りもあればホントだったんだ…もありましたね。ダンス系男性ソロということで、ここでもトシちゃん慎吾ちゃんをフィーチャー。
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トシちゃんと聖子ちゃん…。口にするだけで80年代初頭に飛んでいけそう。1980年デビューつながりで、サンデーズつながりで、グリコつながりです。サンデーズではよくデュエットしてました。歌唱力の差がありすぎたけど、当時は気にならなかったなー。キラキラして若々しくて、ふたりを見てるとああ未来は明るいって思えた。このふたりが表現するパステル調の風景が当時の子供たちの夢だったのです。トシちゃんのファンからはこのカップリング、非難ごうごうだったけど。後世に「80年代前半とは」を伝えたかったらグリコのCMを見せればいいと思います。
だから、聖子ちゃんはGさんよ、と噂されたとき私は信じなかった。だってオジさんじゃん、って。なので、トシちゃんと聖子ちゃんが本物のカップルではなく将来結婚するわけでもないと知ったときは、子供心にショックでした。後年になって、トシちゃんがジョークで「実は付き合ってたもんね」とか「楽屋ではイチャイチャしてたしね」なんて言ってるけど、そんなふうにうまくいってほしかった。今となって思うに、聖子ちゃんは誰とでもいいから(というのは言い過ぎだけど)、早く結婚していったん仕事にケリをつけたかったんじゃないかな、と。あのペースでは人間らしい生活できなかっただろうし、5年が限界。となると相手はずっと年上の人がいいわけで、トシちゃんは聖子ちゃんにとって若すぎたんでしょう。トシちゃんも80年代前半は仕事に邁進していて、誰かと付き合うのは不可能な状況だったから。
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慎吾ちゃんとキョンキョンは事務所つながり。イベントなどのスケジュールがよく一緒になる上、近くに住んでいるからカップル扱いされました。キョンキョンの方が業界では先輩ですが、慎吾ちゃんには先端的文化に敏感に反応できる感性と教養が備わっていたので、彼女は「音楽、映画、ファッション」において彼の影響を強く受けていました。洋楽やスプラッター映画の嗜好など。彼が好きな曲ばかりを集めたカセットを作ってくれたり、お薦めの映画のビデオを借りてきてくれたり。それらを「私の好み」と称してラジオや雑誌で紹介したりして。服だとUKパンクテイストやキッチュなアメカジ。慎吾ちゃんが私服や衣装で着ていたブランドを追って着始めたり、同じイヤーカフやメタルバンドを付けたり。
そんな彼のコンサートをキョンキョンはよく観に行っていました。終演後に楽屋を訪れることも。
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とにかく、当時のアイドルの恋愛には様々な障壁があったことでしょう。