80年代ソロダンスアイドルの資質
数日前、少年隊のヒガシがテレビで「歴代ジャニーズで一番ダンスが上手いのはニッキ、次に俺」と語り、ネットでニッキの踊りの実力や魅力が話題となっていました。
ただ、彼らはあくまでグループを構成するメンバーのひとり。本来単体で語るべき対象ではないのにそうなってしまっているのは、もう数十年にわたり団体デビューばかりだからなのでしょう。もうソロという概念さえなくなってしまっています。
ここではソロアイドルに拘りたくて今までトシちゃん、慎吾ちゃんでダンスネタ(しばしば脱線)を書いてきたのですが、この二人の要素を併せ持つ存在として特例でグループ構成員のニッキについても書きました。
以前、トシちゃん慎吾ちゃんで時系列体系図を描きましたが、ニッキを加えての資質区分は以下のとおり。
田原 (錦織) 風見
ジャズ/バレエ ←→ ストリート/アクロバット
優美 ←→ 軽快
努力型 ←→ 天才型
実力派 ←→ 才能派
演じ手 ←→ 作り手
踊り手としては他にも以前木野正人クンのエレガンスは一級品と書いたし、昭和なら忍者、平成ジャニーズなら堂本クン他、ストリート系ならEXILE一家等ダンスが上手い人はたくさんいるのでしょうが、ダンスエンタメの早期にブラウン管の向こうから「唯一の主役」としてダンスを届けた存在として以下の評価がひとつの感覚的結論です。
ダンスが最も
素敵なのが、トシちゃん
すごいのが、慎吾ちゃん
(上手いのが、ニッキ)
ダンスエンタメにおいて
トシちゃんは「頂点」 ナンバーワン
慎吾ちゃんは「革命」 オンリーワン
(ニッキは「完璧」) パーフェクト 但し「ワン」にはなれない
二人とも主体性や男気を持っていたタイプだから直面した困難や苦労があったと思いますが、時が経っても色あせないホンモノの輝きを放っています。この輝きが今の若い世代に届きますように。
今までいろいろしったかで書いてきましたが、すでにネット記事などで何年も前からこのように語られているようで、皆様本当にお目が高いです。今となっては昔話となってしまうのでしょうが、ダンスエンターテイメントの歴史を作ってきた人、ゼロからイチに転換させた人を知ることは、未来を創るのに意義あることだと思います。