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パウル・クレー・センター

Centre Paul Klee / Renzo Piano を訪ねて

ベルンにあるパウル・クレー・センター(パウル・クレー美術館)を訪れました。

ベルンの街
ベルンはスイスの中央やや西寄りに位置し、とても美しい歴史感のあふれた都市で、カナダのオタワと共に世界遺産に登録された首都としてその名を広めています。
歴史的な美しい街並みを残した保存地区と、新しく開発された街に分かれていて、中央には大きな川が力強く蛇行しています。川までは20〜30mの落差があり、エレベーター等が設けられていて、中洲のお洒落なレストランでゆったりとした時間を楽しむことが出来ます。

ベルンのおしゃれなレストラン

パウル・クレー  ( Paul Klee )
1900年代に活動したスイス生まれの印象派画家で、その優しい色合いや大胆な構図は、日本にも多くのファンがいます。
作家の谷川俊太朗氏は「クレーの天使」と言う詩集まで出版しているほどで、確かにクレーの描く天使は単調な線故か、何か心に残る奥の深い物を感じます。
多くの画家がそうのように、大半の作品は世界中に広まっていて一つの美術館に集めるのはかなり困難なようです。
 
パウル・クレー・センター   ( Centre Paul Klee )

イタリアの建築家 レンゾ・ピアノの設計で2005年6月にオープンしました。
首都ベルンからバスで約30分くらいの静かな郊外の村の一画にあり、音楽ホールやレストランも併設されています。

大胆に力強く波打った外観は、スイスの山々とシルエットを共にし、また細部に至ってはピアノらしくメカニックでスッキリ納まっています。
展示は初期のものが多く、また点数も少ないためか建物の力強さが空間全体を支配しているように感じました。(訪問時:2016年秋)

自然の中建つ パウル・クレー・センター
大胆に波打った外観
ピアノらしいメカニカル
メカニカルと緑の融合
内観の天井も山並み

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