いっしょうけんめい生きてる?
こんにちは、けいみゅです。
「一生懸命生きてる?」
あなたはこう言われたらどう答えますか?
なぜこのような話題なのかというと、
昨日の夜子どもと読んだ絵本でハッとさせられたからです。
絵本のタイトルは
「ニンジャさるとびすすけ」
どんな物語かをざっくり言うと、
さるとびすすけは有名なニンジャ、猿飛サスケの孫という設定です。
さるとびすすけは忍者の見習いで、修行の身です。
すすけはさまざまなことに興味を持っていて、
色んなことを家来たちに質問します。
質問のひとつが
「人は死んだらどうなるの?」
家来たちは
「星になるんでは?」
「いや幽霊になるんでは?」
など色んな答えを出しますが、
納得できなかったすすけはお殿様に質問します。
するとお殿様は言います。
「死んだらどうなるかは誰にもわからん。
今死ぬことの心配より、今生きてる時を大切にし、
一生懸命生きることが大事なんじゃ」と。
絵本のタイトルからは想像できないくらい
深い内容ですよね。
そして息子に
「一生懸命生きるってどういうこと?
お母さんは一生懸命生きてる?」
と聞かれたんです。
わたしは「うん、一生懸命生きてるよ」と答えました。
息子に質問されてすんなり「一生懸命生きてる」と言えた
自分に少しびっくりしました。
子どもに聞かれた手前、
「いや〜どうかなぁ」などと
答えられなかったのもありますが、
「一生懸命生きてるよな、わたし」
と思えたんですよね。
わたしがそう思えた理由は、
今生きてるから。
「お母さんは楽しいことがあった日も、
嫌なことがあった日も、しっかりご飯を食べて、
しっかり寝て、一生懸命生きてるんだよ。
君も一生懸命生きてるでしょ?」
息子は「うん、一生懸命生きてる!」と言っていました。
「一生懸命生きる」って
人より何かを頑張ってるとか、
人のためになるようなことをしてるとか、
特別なことをしてる人が言うものというイメージがあるかもしれませんが、
そんなことはないですよね。
わたしは息子に質問されて、
気づきました。
「あぁ、わたしって一生懸命生きてるよなぁ」って。
嫌なことや大変なことだってあるけど、
ご飯を食べて、お風呂に入って、寝てる。
それだけで一生懸命じゃんって思えました。
未来に不安がないわけじゃないし、
今の時代、この先が予測できなくて心配し出したらキリがないけど、
「今を一生懸命生きてる」
絵本と子どもに教えられた日でした。
10年後同じことを聞かれたら、
その時も胸を張って
「うん、一生懸命生きてるよ」
と答えていたいです。