耳付け?裁ち目付け?和裁のミニ知識!
投げ銭スタイルなので、最後まで読めます。
参考になると嬉しいです。
耳付け、裁ち目付けという言葉を聞いたことがありますか?
和裁をやっていたら、自然と口にするようになっている言葉です。
どういう時に使うかといえば、柄合わせの時にです。
相手は、お客様だったり、お店だったり、職人同士で相談しあったりと様々です。
耳付け、裁ち目付けを説明する前に
下の図を見ながら、説明を読んでみてください。
反物の幅は並幅38cm前後です。
衽と襟は、同じ布から取りますが、衽は襟よりも2cm程度幅広に取ります。
図は左が衽、右が襟ですが柄合わせの関係で、反対のこともあります。
掛襟だって、上ではなく、下側のことだってありますが
衽と襟に裁ち分けたら、衽側は衽にしかできず、襟は襟にしかできないので
裁つ前に、よく柄合わせを吟味しておかなければなりません。
衽と襟に切り分ける時に、赤い線のところで裁ちます。
ここのことを、裁ち目と言います。
緑色のところは耳です。
それで、身頃に、衽をつける時に
緑色の耳のほうを身頃につける時が、耳付け
赤線の方を身頃につける時が、裁ち目付け
と言います。
耳付けが基本ですが
柄によっては、裁ち目付けにすることもあります。
ちなみに、掛襟の裁ち目付け、耳付けも同じことで
赤線の方を襟付け側にする場合を裁ち目付け
緑色の方を襟付け側にする場合を耳付け
というのですが、衽のとことは違って
掛襟は裁ち目付けが基本になります。
もちろん、柄合わせ次第で耳付けのすることもあります。
以上、和裁のミニ知識でした。
後日、応用編を書きますね!
投げ銭スタイルにしてみました。
興味を持っていただけると嬉しいです!
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