男物長襦袢の繰り回し
多少身丈が違っていても
着付けでなんとかなる女物と違って
男物は、着丈で仕立てるため
身長が数cm違えば借りて着ました状態になります。
親族の長襦袢を譲り受けたいのに
身長がかなり違うので身丈不足で残念…
気に入ったリサイクルのものが見つかったのに身丈が…
というようなことも良く聞く話です。
数cmの不足ならば、お直しで対応できますが
10cm以上という場合は、どこかで接ぐことになります。
そこで問題なのが、共布が残っているかどうかです。
何十年も前にお仕立てした物だと
共布はなくなっていることがほとんどです。
リサイクルのものだと、共布などあるわけがない。
そこで、発想の転換‼️
違う布を接げばよいのです。
身丈不足の長襦袢に
袖底と胴に上図のような接ぎを入れると
元からそういう染めだったの?
って思わせるような1枚になります。
接ぐ布は、身丈不足のもう1枚の長襦袢でも
残布でも構いません。
こうすると、自分だけのオリジナルの長襦袢が出来上がります。
そう思うと、楽しくなりますね❣️
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