小学1年生、初めての音読。「ながれぼしがおちてきました。」
「ながれぼしがおちてきました。
えんとつそうじのおじいさんがひろいました。」
息子、小学1年生。
初めての、音読の宿題を、恥ずかしそうに読む。
しっかり正座して、きちんと聞く。
「ほら、かえしてあげよう。」
おじいさんがえんとつの煙に乗せて、
流れ星を空に返してあげるというおはなし。
なんだか、とっても覚えている。
とっても大きなマスのこくごノートに、
先生から、
「ながれぼしはなぜ、そらにかえしてもらいたかったのですか。」
とか、書いてある。
その後に、息子の答え。
「ながれぼしがおちたら、もうにどと、おかあさんに、もうにどと、あえないから。」
息子は、おはなしの主人公の気持ちになって読んだり、書いたりするのが好きだった。
そうか。
ながれぼしにも、おかあさんがいるんだね。
そして、
息子も「もうにどと」おかあさんに、会えなくなるのが嫌なんだね。
なんだかくすぐったいような、うれしい気持ちになった。
もうにどと、が二回も出てる。
添削して、ひとつ消したりしないよ。
息子の気持ちが伝わってくる、いい音読でした。
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