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挑戦しなくっちゃ(日記2007年3月12日)

2022年12月16日に想う事

この時に依頼を受けた本は「上質工具入門」世界の一流品の選び方。
というタイトルになって山海堂という老舗の出版社から発行されたのですが
発売直後に出版社が倒産してしまい、結果、本の流通も極めて限られた
ルートだけになってしまいました。

結果、私は原稿料を回収できなかったのですが、本は納品されていたので
お店で本を販売することは出来ました。


出版社が倒産しているのでもちろん絶版ですね・・。

今、読み返すと当時の私はまだまだ情報量が少なくて、
とてもこんな本を書けるような人ではなかったと思います。

今から15年前。
父は80歳を超えていたんだけど、この頃はかなり元気でした。
こんな父の姿から、影響を受けていたんだなあと
改めて思いました。

15年前の高野倉さんに
タ~イムスリップ!


挑戦しなくっちゃ(日記2007年3月12日)

木曜日から札幌に出張しました。
金曜日の朝、札幌店で少し作業をしてから、
お昼は札幌に勤務する大学時代のラグビー仲間と昼食をとりました。
そして、夕方には東京に戻りオフィスに行くと
山海堂という出版社の方が来ていてミーティングをしました。

『工具の選び方』
と、いう単行本を書いてくれないか?
という依頼だったんだけれども、雑誌ではなく
単行本ということなので、今まで書いてきた「工具の本」
とは全く別物になるなあと思いました。

これはまさに
『本』
を書く。と、いうことなので、私にとっては初の挑戦になります。

編集者は非常に情熱的でこの本を作りたいという
気持ちが強い若者でした。

う~ん。
考えた。はたして
『工具の選び方』
と、いう切り口で200ページ近い内容の本が
書けるのか?
悩んでいたけど最終的には
これはオレの使命だと思って、とにかく書いてみよう!
ということで決断しました。

で、オフィスから家に帰る電車の中で、
何度も本の構成ををシミュレーションしてみたんだけれど、
これがかなり難しい・・・。

悩んで弱気になっていました。

そして翌日の土曜日の朝。

新柏のパン屋さんで父と朝食をとり、その後
昨年できたという近所の乗馬クラブに行ってみようという事で
家族3人プラス父で乗馬クラブを訪れてみました。

スタッフの人の
『乗ってみますか?』
の言葉に、
80歳の父は
『なんでも、私は好奇心があるのでね。乗ってみましょう』
と、なりました。

「私は海軍だったからねえ、ウマには乗ったことがないんですよ」
と、いいながら、乗り終えた父は
『80年間使ったことがない筋肉を初めて使いました』

と、感想を言っておりました。

すごいよなあ。なかなか80で初めて馬に乗る勇気はないよなあ。

オレ、この人の息子なんだから
弱気になってビビったりしないで、なんでもチャレンジしよう。

そうおもって、本もしっかり書こう。
この本を書くことにチャレンジすることで、又
新しいなにかが始まるかもしれないしね。

単行本を書くなんていうチャンスがもらえる人など
ほとんど居ないのだから・・。
よし、いっちょうやったろう。

そう思ったのでした。

そう、もっともっと
チャレンジしよう。
やってみなけりゃわかならない。

まだまだ使ってない筋肉があるはずだよね。

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