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日記祭に行った日の日記

20241208.
ちょっとしたイベントを形に残すことが日記としてのあるべき姿だと思っていたけれど、文学フリマや日記祭を通じて少し考え方が変わってきた。

朝ごはんは6個入りのドーナツ。
6個のドーナツの内、3個はドーナツの半分にチョコがかかっていて、ほとんどオールドファッションの味。嬉しい。
普段はオートミールを一晩寝かせたものを食べるけれど、出かける日は朝からゆっくり食べる時間がないのでドーナツを買うことにしている。本当はドーナツが大好きなので用事がなくてもドーナツにしたい。さすがに大人なので自制している……。
このドーナツを朝ごはんにするときはパートナーと半分こするのだけれど、私の分をチョコがかかっているものを2つとチョコなしを1つにしてくれる。人が良すぎる。


水筒にホットのキャラメルマキアートを詰めて、前々から楽しみにしていた日記祭へ。
音楽にとってのコンサート。美術に対しての展覧会。これらのような鑑賞をイベント化したものは様々あるけれど、読書に関しては人生で全く経験していなく、どんなテンションで臨むべきか悩んでしまう。
会場である「BONUS TRACK」は下北沢駅と世田谷代田の間にあるスペース。建物そのものはもちろんだけど、そこに至るまでの道すらもとても素敵だった。
緑と一緒に伸びる道は心の余裕に向かっているようで、好きな通りランキングTOP3にランクインに入ってしまった。ちなみに他の二つは表参道のキャットストリートと地元の河川敷沿いの道。どれも歩いていると過去ではなく今だったりちょっと先の未来について前向きにさせてくれる。

日記祭に行くきっかけをくださったのはnoteでフォローさせていただいているQwertyさん。

Qwertyさんのブースを訪れた際に別のお客さんとお話をされていたので、お手すきになるまで会場を見ていようと思っていたら何周もしてしまった。その中でいろいろな作品をお迎えすることができて読むのがとても楽しみ。
ただ、グルグル回っている内に緊張感が高まってきてしまい、ブースの前に立った時に全く言葉が出てこなくなってしまった。Qwertyさんはエモーショナルでキュートな帽子をかぶってらっしゃったのだけれど、緊張のあまり全く伝えられなかった。それでも最低限フォローさせていただいていることと、毎回楽しみに読ませていただいていることを何とか伝えることができたので自分をほめてあげたい。

Qwertyさんの日記に出てくる1つ1つの出来事そのものはありふれているのかもしれないけれど、私にはQwertyさんが綴る京都での生活がどこか特別なように感じられてとても愛おしく感じてしまう。


帰宅してQwertyさんの日記本を読んで満足していたら寝てしまっていて、目が覚めたときには6時を過ぎてしまっていた。
「また寝ちゃった。」
同じくお昼寝をしていたパートナーが起きてきて、慌てて晩御飯を作る私の横でつぶやいたのが聞こえた。
「難しいね。」
何の気なしに思ったことが口から出てしまったのだけれど、彼女は笑っていて、それがちょっとうれしくて、妙に印象に残っている。

どうでもいい会話といってしまえばそこで終わりかもしれないけれど、こんなとりとめのないの一コマのスクラップでも、続けていけば誰かの特別になるのかもしれない。この日記を書いている中でふと感じた。
派手に燃えているわけではないけれど、そう思えたことが書くという行為に対しての熾火となって、しっかりとした熱を伝えてくれている。


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