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あなたが,他人に絶対負けないと思っていることは何ですか?

社長は,これだけは,誰にも負けない!という何かを持っていなければ経営はできません。
他の追従を許さない,あなたがもっとも得意とするものです。

なぜなら,商業資本主義の利潤の源泉は,「差異性」にあるからです。
他とは違うもの。ここに利潤が集まってくるのです。
逆を言えば,他で買っても同じものを提供しているのであれば,淘汰されることは当たり前と言えます。

二代目・後継者の皆さんは,これをきちんと自分で見直していないことが多いのです。
親父さんなど創業者は,大丈夫です。というのは,他に負けないものが無い限り独立なんてできないのですから。
独自の技術を持っている,営業が得意など,何かしら,他人が負けないものを持っているはずです。

二代目・後継者は,これがない。というか自分で突き詰めていない人が多い。でも社長としては,とても大事なコアのところです。

「俺は,これだけは負けねぇ!」
そんなことを探してほしいと思います。

2003年12月2日
社長の掟 -今日の教訓- 11号
二条彪著

"これだけは誰にも負けない!"と考えたことがありませんでした。
もしかしたら閾値まで努力をしていなかったのかもしれません。

かといって、安直に"これだけは誰にも負けない!"ことを書き出しても、
根拠のない自信のように思えてしまいます。

"これだけは誰にも負けない!"は1人で突き詰めて考えることではなく、
他人にもフィードバックをもらうことで作られていくのではと思いました。

少し話がずれてしまうかもしれませんが、
全人類、全ての人が持っている"これだけは誰にも負けない!"というものがあると考えています。

それは、自分が両親の子であること。
逆も然り、自分が子供の親であるということ。

兄や弟、姉や妹でも双子でも、この世には1人しかいません。
まさに、他の人にはない"差異"であり、
勝ち負けはありませんが、誰にも経験できないこと(負けないもの)であると考えます。

親子で喧嘩していて、顔も見るのが嫌だ。
そのような犬猿の仲である方も、
好きか嫌いかは別の問題の話であり、
親子であるという事実は、よほどのことがない限り変わりません。

親子の関係というのは、
他の人には経験のできない人生ですので、
他の人には絶対に負けない"差異"であると思っています。

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